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アトピービジネスの間違いを暴け!

●●理論 「免疫寛容」
【問】 ●●理論の『免疫寛容』に一縷の望みをかけています。
    『免疫寛容』とはいかなるものなのでしょうか?
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【答】 免疫が寛容しちゃマズイでしょ。
 そりゃまぁ、常在しないウイルスに対する免疫は、十年程度で喪失してしまいますけどね。
 防御壁を解いたらヤヴァい状態で免疫を無効にしてしまうほど、人の免疫機構は愚かではありませ ん。
 アレに一縷の望みをかけるのは、運勢好転のために壺を買うようなものですよ。

 子供の時に発症したアトピー性皮膚炎にはアレルゲン除去治療が効きます。
 その後、思春期に入って皮膚炎が引くと大抵の物は食べても大丈夫になります。
 これをして免疫寛容だと考えているならそれは間違っています。
 大人になってから調べてみると分かるのですが、何を食べても悪化とは関係のない私でも、検査をす れば各食物に対するアレルギー反応値は意外に大きかったりします。
 これは大人のアトピーと子供のアトピーは違うということの証左でもあります。
 では大人と子供で何が違うのでしょうか。
 これは仮説ですが、恐らく発症するかしないかのボーダーラインまでの容量が違うのだと考えられま す。
 まず、子供の時の容量が100あるとしましょう。
 アトピー性皮膚炎が発症するための必要条件は、「異常な肌」です。
 「異常な肌」を数字に換算して10だとし、食べ物など、外から体の中に入ってくる異物に対するアレル ギー反応を数字に換算して10だとしましょう。 足し算なら20ですが、掛け算なら100です。 そうで す、アトピーの「異常な肌」と「アレルギー」の関係を積算の関係だと捉えた場合、「異常な皮膚」10と 「アレルギー反応」10で100の容量に達して皮膚炎が発症してしまうのです。
 そして、「異常な肌」と「アレルギー」以外の要因は足し算であるとしましょう。
 そう考えれば、「異常な肌」×「アレルギー」=80なら発症まで20の余裕がある勘定になります。
 穏やかな両親の下で健やかに育てられれば20の余裕で発症しないでしょうし、諍いの絶えない家庭 で育てば、子供だってストレスは受けますから20の余裕をストレスに費やして発症してしまうでしょう。

 さて、歳を重ねるにつれて容量はどんどん大きくなって行きます。
 また、思春期になれば皮脂の分泌が活発になるので「異常な肌」が緩和されます。
 大人になって容量が150になり、皮脂の分泌増加によって「異常な肌」が7とか8になれば、食物に 対するアレルギー反応が10のままでも70も80も余裕がある計算になり、悩み多い思春期でも発症し なかったり、発症しても軽度だったりするのです。
 もちろん、子供の時の容量も大人になってからの容量も個人差が著しいので、大人になってからも容 量が100の人も居ます。
 そんな人の場合、たとえ皮脂の分泌増加によって「異常な肌」が7とか8になっても、食物に対するア レルギー反応が10のままなら余裕は20とか30しか無い訳です。
 僅かな余裕なんて悩み多き思春期のストレスに費やしてしまいますから、そのような人は思春期にな ってもアトピーが引かないのです。

 さらに歳を重ね中高年になって皮脂の分泌量が減ってくると「異常な肌」の異常度が強化されるよう になります。 子供の頃と同じ度合いの「異常な肌」に戻ったと仮定しても10です。 容量が150有って も食物に対するアレルギーが10のまま残っていれば余裕は50です。 不規則な生活や暴飲暴食、仕 事や家庭のストレスが加われば50の余裕なんて消し飛んでしまいます。

 あるいは別の考え方で、歳を重ね中高年になって「異常な肌」の異常度が20になってしまったと仮定 しましょう。 そうなってしまえば、たとえ大人になって食物に対するアレルギーが4に激減していても余 裕は僅か20。 ほんの小さなストレスでもアトピーが発症してしまいます。 (同じ条件で大人になって 食物に対するアレルギーが3に激減していたとしても余裕は40。 不規則な生活や暴飲暴食、仕事や 家庭のストレスが加われば40の余裕なんて消し飛んでしまいます)

 私もアトピーが再発し悪化したのはこの2年間です。
 ですから、異常な肌とアレルギー・生活習慣・普段のストレスなどで容量カツカツいっぱいだったので しょう。 嫁さんから受胎告知食らってから皮膚炎が再発し急速に悪化しました。 本人は自覚していま せんが、精神年齢の低い自分に子供が授かったという現実が強いストレスだったようです。

 このように考えればアトピー性皮膚炎の原因全てをアレルギー反応に限定してしまうことの愚かさが 御理解戴けると思います。
 たしかにアレルギー反応がゼロになれば、たとえ「異常な肌」の数値が20になろうと30になろうとアト ピー性皮膚炎は発症しません。 しかし、もし本当に簡単に免疫寛容が起こり得るなら、人は常在菌に 侵されて死に絶えてしまいます。 地球上に存在する何千万以上もの種類の菌・ウイルスに晒されても 人が死に絶えないのは免疫反応のおかげなのですからね。

※以上の説明に使った計算式は飽くまで説明上分かり易くするための方便であり、医学的な物 ではありません。 実際の要因は複雑に絡みあっていますので、単純な式に当て嵌める事はで きません。



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