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「サイド・バイ・サイド・スペシャル」
□ポリゴン3Dレースゲーム
■【バトルギア】の前作にあたる業務用筐体からの移植。 業務用の2作品【サイド・バイ・サイド】【サ
イド・バイ・サイド2】の両方を収録しています。
○:実車の動きと懸け離れていますが、ゲームと割り切れば許せる挙動です。
てゆーか、プレイステーションの性能でちゃんとした物理計算をしてクルマを動かすのは端から無理
なのでしょう。
下手に頑張ると【グランツーリズモ】の様に感覚にそぐわないイカモノが出来てしまいますから。
その点で、「なんか変だけどまぁ楽しいからいっか」と思えるこの作品を評価したいですね。
プレイステーションのベストは【コリン・マクレー・ザ・ラリー】ですけど。
×:凍結路のコースを走ると、挙動の虚飾がバレてしまいます。
横を向いた状態でアクセルを開けると、横方向に加速します(笑)。
×:段階的に区切られながら音量が増す排気音が、凄く不自然で気に障ります。
×:コースがトリッキーで覚えゲー傾向あり。
×:駆動方式に因る挙動の違いがありません。
ヘアピンカーブで4駆が簡単にテールスライドするし、凍結した高速コーナーをミッドシップがFFと同じ
姿勢で曲がって行きます。
×:ポリゴン欠けが目立ちます。 チラチラして鬱陶しい。
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「サンパギータ」
□分岐選択式ムービーアドベンチャーゲーム
■全編アニメーションするADV。
×:士郎正宗氏のキャラデザで、フィリッピンマフィアの麻薬シンジゲートの抗争話と成れば、誰だって
弩派手な銃撃戦を想像してしまいます。
ところが、主人公がビビって経たり込んでいる間にドンパチは終了してしまいます。
肩透しもいいところ。
これ、ゲームだから看過されていますが、映画だったらブーイングの嵐だと思いますよ。
×:主人公の行動って第三者から見たら、「出稼ぎのフィリピン風俗娘に入れ込んで、結婚した馬鹿な
奴」なのでは?
×:遥か前に選択した何の必然性も無い選択肢の影響で、後に何の伏線も無く唐突にバッドエンディン
グになります。
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「シスタープリンセス(ゲンテイバン)」
□恋愛アドベンチャー
■ソニー倫理が厳しくて、ちんちんはめはめも出来無い癖に、雨後の筍のように増殖し続ける恋愛アド
ベンチャーのひとつです。
×:正直な話、ゲーム自体に興味は無くて、限定版に付属しているオリジナル目覚し時計が欲しくて購
入しました。 この目覚し時計は、セットした時刻になると声優の声で起こしてくれるという煩悩アイテ
ムなのです。
・・・しかし・・・
(1)おそらく僅かな容量でキャラクター12人分の音声を収める為に、無理な圧縮をしている所為だと思
いますが、音声が綺麗に再現されません。 ザラザラした声でとても変です。
(2)台詞の後ろに空白が無いので、おかしなことになっています。 つまり例えば「おはよう、お兄さ
ま」の場合、最後の「ま」の直後に「お」が続くので、MAのAとOが混じってしまい、「おはよう、お兄さま
はよう、お兄さまはよう、お兄さまはよう <以下繰り返し>」になるのです。 物凄く変。
(3)電源が単4電池×3本なのですが、これが新品マンガン電池で1ヶ月位しか持ちません。
◆以下、ゲームソフトの簡易レビューdesu◆
○:PSには珍しいフルボイス(その代わり、ディスク枚数は2枚だけど)。 eメールを音声で読み上げ
るのにはちょっとだけ驚いた。
○:会話画面でのキャラクターのパターン多し。 休日や放課後の衣装もワンパターンではない。
○:それでいて、CDデータの読み込み時間が短い♪
○:セーブは一日毎にしかできませんが、一日が早いのであまりストレスを感じません。
×:選択肢が分かり易すぎ。 選択に対する相手の反応が露骨なので、その選択が正しかったのか
どうかスグに判別できてしまう(これはこれで温ゲーマにはありがたいんだけど)。
×:幾らモテナイヲタクの恋愛代償用ゲームといっても、設定が無茶苦茶過ぎ。 そもそも12人の妹
って何ですか? 順当に出産を続けても一番年下の妹と12〜13歳も年が離れてしまうYO(笑)。
どうせ、貰いっ子とか養子縁組とかいう理由なんだろうけ ど…
(ちなみに、念のために書いておきますが、現在の日本の法律では、兄妹になった理由に関係なく、
兄妹は結婚することができません)
×:やや古典的ステレオタイプな少女漫画風のキャラクターデザインは可愛いし、体型も小柄&華奢&
ナイチチを上手く表現できていて、なおかつギリギリで等身のバランスも取れている(アタマのデカい人
形に見えなくもないケド)。
だからまぁ、二次コンヲタクにウケがイイんでしょうけど……面白いのですか?こんなのが。
いやまぁ、「可愛いから良し」という意見もあるだろうと思うけど、12人の妹が寄って集って主人公(=
プレイヤー)にベタベタ甘えるとなると、どうにも可愛く見えなくなってしまうんですけどね。
判り易く喩えるなら、子猫って可愛いでしょ。 でも、マタタビに寄って来るネコって子猫でもチョット怖
いんですよ。 ましてや、ソレが12匹も居たら到底可愛くなんて思えませんネ。 ただ単に怖い獣の
集団です。
そういう意味で、このゲームの妹達は可愛く見えないんですよ。
ホント、主人公(=プレイヤー)というマタタビに拠って来る子獣12匹衆にしか見えませんから(笑)。
ところで、これゲームの範疇に入れてイイんですかね?
ゲーム開始からいきなり12人の妹が主人公(=プレイヤー)にベタベタ甘えて来るっていうのは、単
なる妄想の映像化であってゲームじゃないでしょ?
いきなり12人もの妹が現れたってことは、逆の立場で言えばいきなり兄が一人だけ現れたってことで
す。 男性の好みが様々なように、女性の好みも様々ですから、「オマエなんか思い描いていた兄貴
と違う!」と怒る妹が居てもおかしくない、というか居るのが当然です。
そういう当たり前の反応もバッサリCUTされた「虚構の恋愛」は、少なくとも私には面白く感じられませ
んでした。
実生活で女性と出会って関係を構築していくことが面倒臭くって二次元に逃げ込んでしまうような人た
ち(それ自体は私も同じ穴のムジナ)は、こーゆー「恋愛に至るまでの過程」をゴッソリCUTしちゃった方を好
むのかも知れません。
しかし、「だからこその擬似恋愛」なのではないでしょうか?
「実生活で女性と出会って関係を構築していく」という只管(ひたすら)糞面倒臭くてハイリスク・成功率
激烈低い「ホントウの恋愛」をする代わりが「ゲームの擬似恋愛」だと思います。
私が【A.I.R】や【SNOW】、【君望】、【てのひらを〜】などを高く評価するのは、ストーリーとかシステム
以前に「未だ想いの通じていない(でも何となくイイ感じの)想い人と近くに居るトキメキ感」が再現されて
いるからです。
それが無くて、某国の独裁者が崇め奉られるかの如き一方的な愛情のシャワーを浴びるって設定
は、チンチンを握ってする妄想であって、ゲームではないと思います。
そして、同じチンチン握って観るなら私はアダルトビデオを観ます(笑)。 私にこのゲーム(?)は無
用の長物でした。 ざんねん。
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「シュトコウバトル」
□ポリゴン3Dレースゲーム
■実在する有料高速道路を舞台にしたレースゲーム。
スーパーファミコン時代から延々と続くシリーズ物ですが、媒体がプレイステーションになった事でよう
やく正味の3Dレースゲームになりました。
○:現実世界では許されない行為を電脳世界に再現しています。
○:一般車の車種選定が妙にリアル。
「そーだよなー、マークUって実走行でも邪魔なんだよなー」と納得してしまいます(笑)。
×:コース上に動くシケインとして存在する一般車に接触してもリアクションがありません。
まるで数十トンを超える巨大な鋼鉄の塊に衝突したかの様です。
×:クルマの挙動がスーパーファミコン時代からちっとも改善されていません。
×:ネジコン非対応で操作性が良くありません。
×:チューニングに関して無知な人間が作ったらしく、ロータリーエンジンにハイカムが入ったり、ボアア
ップ出来たりします。
×:電源投入後の販売会社と開発会社の社名ロゴの表示が鬱陶しい(スキップできません)。
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「シュトコウバトルアール」
□ポリゴン3Dレースゲーム
■年齢制限付き(Rレイテッド)アダルトレース・・・嘘です。 プラットフォームをプレイステーションに移
した【首都高バトル】シリーズ第2弾。
○:アナログコントローラー『ネジコン』対応になったので操作性が向上しました。
×:相変わらずクルマの挙動が変です。
×:先行車よりも後続車の方が速くなる補正が大きいので、ゴール手前まで2位で走っていれば1Pプ
レイの対CPUモードが簡単に勝ててしまいます(対土屋圭一戦を除く)。
×:土屋圭市が速過ぎます。
×:グラフィックが雑。 観覧車や橋梁の鉄骨が、丸めた針金の様に見えてしまうのはシオシオのパ
ー。
×:邪魔をするアザーカー(一般車)がスポーツタイプのクルマになってしまいました。
前作ではマークUとパジェロでした。
こいつらは実際の高速道路でも邪魔だったから皮肉っぽくて笑えたのに残念です。
×:FFもFRもMRも4駆も挙動特性が同じです。
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