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コミカライズ版 [ ケーキの切れない非行少年たち ] という本を買って読んだので解説を追加させて頂
く。
著書に拠れば、未就学幼児と脳が萎縮した年金生活高齢者を除く就学生徒と就学学生および労働
者の14%が知能指数84〜70 ( 著書やwebサイトによって85〜71と書かれている場合がありますが、知
能テストは測る度に数ポイント違うモノですので、境界を厳密に定めるコトに意味はありません ) であ
り、1%が知能指数69 ( または70 ) 以下の知的障碍者なのだそうです。
さて、パヨクの皆様が口角泡を飛ばして熱唱しておわれる 「 子供の七人に一人が相対的貧困世帯
に属する日本は異常 」 との説ですが、労働人口の15%を境界知能と知的障碍者が占めていることを
踏まえると異常でも何でもないことが理解できます。
単純な話、1÷7≒0.14286=14.286% なのですから、七人に一人は、境界知能と知的障碍の合計
15%に符合します。
そうです、 「 子供の七人に一人が相対的貧困世帯に属する日本は異常 」 なのではなくて、七世帯
に一軒の割合で世帯主が境界知能もしくは知的障碍で、健常者と同等の仕事をこなすことができなくて
低い賃金に甘んじているんだと考えれば全てが腑に落ちます。
もちろん、共働きで相対的貧困から抜け出している家庭もあるでしょうし、共働きでも相対的貧困から
抜け出せない家庭もあり、そもそも親が怠惰で貧乏な家庭もあり、かと思えば境界知能もしくは知的障
碍なのに親の資産やコネクションで相対的貧困じゃない家庭もあるでしょう ( ウチのことです )、でも労
働人口の15%が境界知能と知的障碍者であることを踏まえるなら 「 子供の七人に一人が相対的貧困
世帯に属する日本 」 は統計的に極めて正しいサンプルであると言えるでしょう。
では、日本よりも相対的貧困度が低い国はどういうカラクリで数値が低くなっているのでしょうか?
答えは簡単です。
“相対的貧困層” という層が存在できる程度に国民の過半数が裕福であるものの、中央値の賃金が
低ければ低い程に国の総体的貧困度は小さくなります。
ですから、
・ アメリカのように総体的貧困度が非常に高い = 労働者の過半数が裕福に暮らしているが、境界
知能や知的障碍じゃない人たちでも十分な賃金にあやかれない。
・ 日本のような統計的に正しい相対的貧困 = 労働者の過半数が裕福に暮らしており、境界知能や
知的障碍あるいは怠惰な者たちだけが総体的貧困層に居る。
・ 相対的貧困度が日本未満 = 相対的貧困層が存在する程度に労働者の過半数へ賃金が払われ
ているが、中央値付近の賃金では豊かに暮らして行くことができない。
・ 総体的貧困のリストに載らない = 中央値が弩底辺貧困層の倍額以上の賃金を受け取れていな
い。 中国や北朝鮮,ロシアなどの独裁国家や国家GDPが下から数えた方が早い貧困国など。
なのです。
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