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                                | 【問】介護保険施設の利用料金は、WEBサイトで調べた金額と、施設へ問い合わせた(あるいは施設
                                のパンフレットに記載されている)金額とが随分違います。 みんなボッタクリなのでしょうか?
 WEBサイトに記載された金額で利用可能な施設は何処にありますか?
 ■□■□■□■□■□■□■□■□
 【答】介護保険施設の自己負担額は、2005年10月の改悪に拠って一気に高騰しました。
 食費が全額個人負担になった(1日あたり概ね600円以上UP)ほか、居住費として日額320円が掛か
                                るようになっています。
 このため、古い負担金表に比べて月額3万円程度高く付くようになってしまいました。
 キーワードで検索してヒットする負担金表は、古い物が多いのでご注意ください。
 私が勤めている介護老人保健施設も母体が福祉法人で、居室が多床室(相部屋)ですので医療法
                                人系の同種施設に比べて自己負担金は安い方ですが、それでも納税所得世帯の自己負担額は月額9
                                万円程度掛かります。
 
 ちなみに余談ですが、国が定める負担限度額の段階は4段階。
 大雑把に言って↓こーゆー区分になっています(本当はもっと細かいのですが、面倒臭いので割
                                愛)。
 ┌────┬─────────────┬────────────┐
 │第1段階│世帯全体の市町民税が非課税│または生活保護     │
 ├────┼─────────────┼────────────┤
 │第2段階│世帯全員の市町民税が非課税│本人の所得が80万円以下│
 ├────┼─────────────┴────────────┤
 │第3段階│世帯全員の市町民税が非課税             │
 ├────┼──────────────────────────┤
 │第4段階│上記以外すべて(課税される世帯)          │
 └────┴──────────────────────────┘
 で、この段階に応じて
 ┌────┬─────┐
 │    │ 食 費 │
 ├────┼─────┤
 │第1段階│ 300円│
 ├────┼─────┤
 │第2段階│ 390円│
 ├────┼─────┤
 │第3段階│ 650円│
 ├────┼─────┴────────────────────────────┐
 │第4段階│負担限度額ナシ(つまり1日1万円でも10万円でも好きなだけボリ放題)│
 └────┴──────────────────────────────────┘
 ┌────┬─────────────────────────────┐
 │    │      居       住       費      │
 │    ├─────┬─────┬─────┬─────┬─────┤
 │    │ユニット型│ユニット型│従来型個室│従来型個室│ 多床室 │
 │    │ 個 室 │ 準個室 │(特 養)│(老健療養│(相部屋)│
 ├────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤
 │第1段階│     │     │ 320円│     │   0円│
 ├────┤ 820円│ 490円├─────┤ 490円├─────┤
 │第2段階│     │     │ 420円│     │     │
 ├────┼─────┼─────┼─────┼─────┤ 320円│
 │第3段階│1640円│1310円│ 820円│1310円│     │
 ├────┼─────┴─────┴─────┴─────┴─────┴────┐
 │第4段階│負担限度額ナシ(つまり1日1万円でも10万円でも好きなだけボリ放題)│
 └────┴──────────────────────────────────┘
 ┌────┬──────┐
 │    │利用者負担の│
 │    │上限(月額)│
 ├────┼──────┤
 │第1段階│      │
 ├────┤15000円│
 │第2段階│      │
 ├────┼──────┤
 │第3段階│24600円│
 ├────┼──────┤
 │第4段階│37200円│
 └────┴──────┘
 という負担になります。
 
 ぱっと見てもピンと来ないかも知れませんが、要するに僅かでも税金の掛かる収入がある人(当人、
                                およびその家族)が利用するのであれば、まともに生活が出来なくなるくらいの高負担が掛かってしまう
                                のです。
 正直な話、生活保護者なら全額国持ちで、納税者なら世帯の月収が十数万円でも、第4段階の金額
                                を負わされるのです。
 福祉法人の相部屋でも月に十万もの利用者負担額になるんですよ。  そんなもの年収3百万円の
                                所得層が払えるワケ無いじゃないですか。
 
 これが高齢者福祉の実態です。
 
 徹底して金を残さず、身寄りも持たないで生活保護者に認定されれば老後も安泰。 年金のみが頼
                                りの年金生活者もまぁ安泰。  しかし、親の面倒を看る孝行息子の家庭は、高額の自己負担額が圧
                                し掛かって家計が破綻してしまう。
 
 納税者は国家にアダ成す害虫か?  誰のおかげで国家経済が成り立っていると思っている?
 
 弱者救済も結構。  しかし、日本の借金は7百7十兆を超えて事実上破綻しているんです。
 にも拘わらず、弱者を何よりも優先して救済することに拠り、納税労働者は介護保険を使って施設を
                                利用することができません。
 弱者救済には財源が必要です。
 納税労働者から労働力を剥ぎ取って、財源はどうするつもりなのでしょう?
 キレイゴトはもう結構。
 本当に破綻してしまったら弱者救済なんて出来ません。
 食事代も介護費用も医療費も何処からも出せない要介護高齢者。
 飢え死にさせるか安楽死させるかしかありません。
 そうならないためにも、現状の負担限度額段階は根本的に作り直す必要があります。
 モチロン、生活保護をほぼ無審査で受給している方々に対する受給資格の見直しも絶対に必要で
                                す。
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