| 【ゲームボーイアドバンス】 闘牌伝説アカギ〜闇に舞い降りた天才
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・ GBA「アカギ〜ヤミニマイオリタテンサイ」
□人気麻雀コミックのストーリー&シナリオをなぞる４人打ち麻雀
■麻雀そのものは、結構マジメに作られているのですが…
○：GBAmicroの小さな画面でもなんとか判別可能な牌のグラフィック。
○：他家（直接の敵）に放銃すると原作通りのイヤラシイセリフがテキスト表示されます。
○：半荘を終えなくても、いつでも中断できます。
×：ゲームバランスを縛り条件（２位に○万点以上差を付けてトップとか、無放銃でトップとか）で取っていること自
体はともかく、その縛りが非常に厳しい。 リアル雀で小遣いの稼げる雀マニはともかく、単純に漫画
のアカギが好きでゲームを買った人間には敷居が高過ぎるように思います。
×：イベント発生に意味がありません。 紙芝居を見せられるだけ。
たとえば、序盤でアカギが逃げ込んだ雀荘に警察がやってくるというイベントがあります。
原作では、他家が警察に気を取られている隙にアカギは河から抜いて牌をスリ変えます。
ところが、このゲームでプレイヤーは警察が居る間に何もしません。 というか出来ません。 警察
が雀荘に押し入ってアカギを捜そうとし、それを南郷が庇う絵とテキストが表示されるだけです。
同様に対市川戦でのスリ替えイカサマもできません（もっとも、市川もイカサマをしませんが）。
つまり、このゲームの中身は、点数縛りやトップ縛りでクリア条件を付けているだけの何処にでもある
普通の麻雀ゲームです。
配牌もツモ牌も単純に乱数で、コミック片手にプレイしても、原作やアニメの再現は不可能なんです
（そういう行為がオモシロイはどうかはともかく、『アカギ』である以上、通常アリエナイ打ち回しでの勝利は必須だと思いま
す）。
何故漫画のタイトルを冠しているのか理解に苦しみます。
×：「鷲巣麻雀編」が無い。 というか、対浦部戦まで。 あ〜同種牌4牌中3牌がガラス牌の麻雀や
りたかったなー（命懸けでなければ、『同種牌4牌中3牌がガラス牌の麻雀』なんてのは、単にスジ読みが楽なだけのツマラ
ナイ麻雀なのかも知れませんが）。
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・ GBA「ギャクテンサイバン」
□推理アドベンチャーゲーム
■弁護士の立場から証言を揺さぶり、論述の矛盾点に証拠を突き付けて、不利な状況を打破、無罪
判決を勝ち取る。
○：本格推理アドベンチャーのような頭脳ゲームではありません。
あからさまなヒントが提示されており、数箇所を除いて迷うところがなく、審理がサクサク進みます。
ですので、基本的にテキスト文を読み進めるだけであり、ゲーム性は余り高くないといえるでしょう。
しかし、それでもこれは、異様なまでに面白いゲームです。
「コイツが犯人だ」という目撃証言・物的証拠の揃った容疑者を、強引な論法と審理中に明らかにされ
た新証拠を使って無罪にし、真犯人を暴き立てる物語の流れは痛快としか喩えようがありません。
漫画【ブラックジャック】が未来の医師希望者を多く生み出したように、この作品に触発されて弁護士
を目指すようになる少年も少なくないのではないでしょうか。
○：伏線が凝っています。 ネタバレは避けますが、序盤に登場する事件・人物が最終話にキレイに繋
がっている点には思わず唸らされました。
×：選択肢を間違えてもペナルティを食らうことが少なく、やや緊張感に欠けます。
また、盲導犬型ＲＰＧのようにプレイヤーが製作者に操られている部分が目に付きます（あまり上手く
誤魔化せていません）。
×：ボリューム感に欠けます。 総プレイ時間は10時間強程度でしょうか。
×：２周目をプレイさせるための工夫が何もされていません。 そのため、一度クリアしてしまうと後は
中古屋へ売り払うしかありません。 ただし、私のように記憶力が無茶苦茶悪いと、しばらく寝かして
おけば何もかも忘れてしまいますので、再びゲームを愉しむことが可能です。 このゲームは５回ほ
どプレイしました♪
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・ GBA「ギャクテンサイバン２」
□推理アドベンチャーゲーム
■弁護士の立場から証言を揺さぶり、論述の矛盾点に証拠を突き付けて、不利な状況を打破、無罪
判決を勝ち取る。
○：本格推理アドベンチャーのような頭脳ゲームではありません。
あからさまなヒントが提示されており、数箇所を除いて迷うところがなく、審理がサクサク進みます。
ですので、基本的にテキスト文を読み進めるだけであり、ゲーム性は余り高くないといえるでしょう。
しかし、それでもこれは、異様なまでに面白いゲームです。
「コイツが犯人だ」という目撃証言・物的証拠の揃った容疑者を、強引な論法と審理中に明らかにされ
た新証拠を使って無罪にし、真犯人を暴き立てる物語の流れは痛快としか喩えようがありません。
漫画【ブラックジャック】が未来の医師希望者を多く生み出したように、この作品に触発されて弁護士
を目指すようになる少年も少なくないのではないでしょうか。
△：前作を未プレイでも支障がないように作られていますが、登場人物の人間関係など、前作をクリア
していないと分かり辛い部分が少なくありません。
まぁ、この点は、前作をクリアしているプレイヤーには加点項目になるのだと思いますが・・・
×：提示すべき証拠品を間違えるなどを繰り返してゲームオーバーになる以外に、ストーリーに分岐が
なく、完全な一本道です。
上手く錯覚させられているので自覚しませんが、盲導犬型ＲＰＧのようにプレイヤーが製作者に操ら
れており、製作者に挑戦するような硬派のゲーマーには全く向いていません。
×：お笑い要素として看過できる範囲なのですが、ストーリーの展開が強引すぎるのは気になります。
特に第３話で、殺害の際に被害者の着用していたマントが胸像に引っ掛かるくだりは、ご都合主義の
極み以外の何者でもありません。
×：審理開始時点で「オカシイだろ？それは」とツッコミたくなる部分に、審理後半まで触れられないの
はイライラさせられます。
たとえば、第１話で、首を折って死んだ被害者が、地面に容疑者の名前をダイニングメッセージで残
すのは、幾ら何でもオカシイと気付きませんか？
×：２周目をプレイさせるための工夫が何もされていません。 そのため、一度クリアしてしまうと後は
中古屋へ売り払うしかありません。 ただし、私のように記憶力が無茶苦茶悪いと、しばらく寝かして
おけば何もかも忘れてしまいますので、再びゲームを愉しむことが可能です。 このゲームは３回ほ
どプレイしました♪
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・ GBA「ギャクテンサイバン３」
□推理アドベンチャーゲーム
■弁護士の立場から証言を揺さぶり、論述の矛盾点に証拠を突き付けて、不利な状況を打破、無罪
判決を勝ち取る。
×：実は私はこのゲームを発売間も無くほぼ定価で購入し、速攻でクリアしていたのですが、思うところ
あってレビューを書けないでいました。
もちろん、システムに不備は一切無く、ストレスもなく、まさしく正常進化の「３」といって良いのです
が・・・
・・・でも・・・
不愉快に思ったのも事実なんです。
今回、俎上に載せたいのは最終話『華麗なる逆転』。
ストーリーの流れは、プレイヤーの予想を徹底的に裏切る展開で、先が全く読めずワクワクさせて頂
きました。
しかし、ワクワクはしたものの終わった後にモヤモヤ感が残りました、
何故か？
ひとつは、ヒロイン綾里真宵の命こそ助かったものの、彼女の母親が殺害されてしまうという「ちっとも
ハッピーエンドじゃなかった」からです。
そしてもうひとつは、ゴトー（神乃木荘龍）と綾里舞子，綾里あやめが画策した『綾里真宵殺害防止計
画』が余りにも杜撰すぎたということです。
綾里春美が綾里舞子の絵本朗読から抜け出して、（綾里キミ子の指示通りに）故綾里ちなみを召喚してし
まいかねない状況に陥ってしまったため、本来の『綾里真宵殺害防止計画』が狂ってしまった…という
のは判ります。 けれども、綾里舞子が故綾里ちなみを召喚するのであれば、身体を拘束するなどし
て綾里ちなみの行動を抑制すべきです（※）。
そしてソレ以前の問題として、（綾里春美が故綾里ちなみを召喚してしまわないように）見張る担当者が綾里舞
子独りというのは、詰めが甘すぎないでしょうか？
極端な話、便所でだって降霊はできるでしょうに。
降霊した霊媒師は、霊魂の生前の姿になるのですから、故綾里ちなみを召喚した綾里春美の腕力
は、故綾里ちなみの生前時と同じになります。
ということは、綾里春美が綾里舞子の絵本朗読から抜け出して故綾里ちなみを召喚することが出来
なくても、トイレで召喚し、綾里ちなみの腕力で監視者綾里舞子を振り切って、綾里真宵を殺しに行くこ
とは可能です。
そのくらいのことアルコール性痴呆が進んだ私でも判りますよ。
もし本気で故綾里ちなみによる綾里真宵の殺害を阻止するのであれば、少なくとも最低限、葉桜院
本堂から出ることが出来ないように扉に鍵を掛けておくのは必須です。
もちろん、移動手段であるスノーモービルは（実際にそれが殺害に用いられたか否かは別にして）稼動できない
ようにしておくべきでしょう。
念のため、修験道の場所を変えてしまうのも良いでしょう。 なんせ綾里真宵が持っている修験ツア
ーに関する情報は、雑誌「お！カルト」に掲載された記事しかありません。 まったく関係の無い洞穴
を指して「これが修験道です」と言われても分かりません。 明後日の場所へ綾里真宵を誘導してお
けば、事情を知らない綾里ちなみは途方に暮れるしかなくなります。
その点に関して言えば、『綾里真宵殺害防止計画』へ、毘忌尼尼僧が仲間にされていない点も不可
解です。
綾里真宵殺害計画は綾里キミ子の企みですから、綾里春美に対して防止計画を内緒にするのは当
然ですが、毘忌尼尼僧を仲間にしない道理は有りません
毘忌尼尼僧を仲間にしておけば、少々の手抜かりがあってもフォローできたのではないでしょうか？
（※：前述の「綾里舞子が故綾里ちなみを降霊する際に身体を拘束しておく」ことも、毘忌尼が仲間で
あれば簡単です）
多くの推理サスペンスに少なからず“犯行が行われる抜け穴”が用意されているのは事実ですが、本
作品の場合、いつ何処（奥の院・修験道）で誰（綾里春美が召喚した故綾里ちとみ）が誰（綾里真宵）を殺害するの
か分かっているんです。
当然犯行を阻止しようとしますよね。 それがゴトー（神乃木荘龍）と綾里舞子，綾里あやめが画策
した『綾里真宵殺害防止計画』のハズなのですが、こうも穴だらけだと「本当に故綾里ちなみの犯行を
阻止する気があるのか？」と疑ってしまいます。
図らずも違う人が違う人によって殺害されてしまい、その行程を推理で解明していく下りは面白かった
のですが、本音を言えば「こんな結果になるなんて、コイツら阿呆ちゃうか」と思いました。
×：故綾里ちなみのアキラメが良すぎる。
綾里真宵が殺害の対象になったのは、故綾里千尋に対して故綾里ちなみが恨みを抱いていたから
ですよね。
だったら、殺害できなくても綾里真宵を失意のドン底へ叩き落すことができれば、一応は勝利宣言す
るのがアタリマエではないでしょうか？
そう考えれば、故綾里ちなみが自分の計画を妨害されたことに失念して、現世から去ってしまうのは
不自然です。
私が綾里ちなみだったら、「ワーハッハッハッ！ 当初の目標と違ってしまったが、これで綾里真宵は
天涯孤独だ。 次こそ殺してやる。 怯えながらその日を待つが良い。 ワーハッハッハッハッ！」って
勝利宣言しますよ。
成歩堂龍一と綾里真宵の殺害に失敗したくらいで全ての望みを捨てるなんて、生きてた時に苦労し
た割りに根性無さすぎです（笑）。
×：既出の意見のようですが、推理ミステリーに降霊や霊媒を絡ませるのはナンデモアリも程度問題で
す。
プレイヤーの予想を徹底して裏切る展開といえば聞こえが良いのですが、実際は「降霊によって霊媒
師の身体特徴が変わってしまう」という荒唐無稽な設定故であって、シナリオがその他多くの推理ミステ
リーよりも優れているとは言えません。
降霊，霊媒という特殊なナンデモアリ要素を抜きにして、ここまで予想外の展開は創れなかったでしょ
う。 実際、これ以外のシナリオは全て [ 証拠が揃った時点で犯人がバレバレ ] → [ 後は法廷でどう
やって追い詰めるか ] …だけの展開でしたからね。 ある意味、ズルイといわざるを得ないでしょう。
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・ GBA「セガラリー」
□ラリーを題材にしたレースゲーム
■スーパーファミコン準拠程度のスペックしかないＧＢＡで走るポリゴン３Ｄレースゲーム。
×：同じＧＢＡ用ソフトの佳作【V-RALLY】よりも後に買ったから評価が厳しいってワケじゃない。 純
然にクソなのよ。
グラフィックは酷いの一言。
「大昔にメガＣＤで発売された【ナイトストライカー】よりも粗いポリゴン」って言うと解って下さる御高齢
ゲーマーも多いと思います。 画面の小さな携帯機ですが、それでもポリゴンが粗すぎて見るに耐え
ません。
まぁ、それでも【ナイトストライカー】並みにゲーム性が確立していれば良かったのですが・・・業務用筐
体は無論、セガサターン版の【セガ・ラリー・チャンピオンシップ】と比較しても全くの別物。 挙動は、
まんまファミコン黎明期の【Ｆ１】から進化なし。 十字キーの左右で横方に移動 → コーナーのＲより
も横移動量が少なければコースアウト（壁に接触）するだけ。 わざわざポリゴンで３Ｄを描画した意
味が全然ありません。
おまけに、ナビの指示（画面上部に表示される矢印）が表示されるタイミングは、コーナー毎に全て違
います。 ナビの指示を元にタイミングを合わせて操作することが出来ないため、コースを完全に覚え
ないと走れません！
こんな弩クソに、栄えある【セガ・ラリー】の名を冠してくれるなよ（泣）。
自社の過去の栄光に泥塗ってどうすんの（怒）。
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