更新の際に構造を変える事があります。 構造を変えるとアドレスが一から再配分されますので
ブックマーク等でお気に入りのページに飛んだ際に、目的と違うページが表示されることがあります。
その場合は画面一番下の [ TOP ] からトップページへ移動して、トップページから
目的のページへ移動してください。 お手数ですがよろしくお願いいたします。


ドライヴィング理論

消灯!
【問】この際だから聞きますが、深夜のバトルに於いて後続車が灯火を消すというテクニックは「アリ」な のでしょうか? 
■■■■■□□□□□■■■■■□□□□□■■■■■□□□□□■■■■■
【答】この際だから答えましょう(笑)。

 某漫画のこのテクニックは、荒唐無稽を通り越してあまりにも無茶苦茶です。
 まず、この問いに答えてください。
【問】街灯が無い峠に於いて、バトル中に後続車が灯火を消したら、先行車のドライバーは、その事態 をどう捉えるでしょうか?
 
もちろん【答】は、「後続車が事故を起こしたに違いない」と考えるのが普通です。  そして事故を起こ した後続車を助けるために引き返そうとするでしょう。  その隙を突いて、脇をすり抜けで前に出ると いうなら、それはあまりにも卑怯ではありますが、有効な駆け引きの技術なのか も知れません。

 しかし、そうでない場合・・・つまり、先行車が疾りを緩めない場合、灯火を消した後続車が先行車を 抜くことは不可能です。
 サーキットと違って峠の道幅は決して広くありません。  しかも、自動車雑誌の広報が良く利用する 某峠などの一部を除いて、峠の直線部分はあまりにも短い。  そんなコースに於いては、たとえ性能 差が倍違ったとしても、レコードラインをトレースする先行車を抜くことは物理的に不可能です。  峠に 於いて、先行車のインに鼻先を押し込んで抜くことが出来るのは、先行車が引くからに他なりません。   もし、先行車がまったく引かずレコードラインをトレースし続けるなら、間違いなく接触し事故に至りま す。 
 たしかに後続車が灯火を消せば、先行車のドライバーは、後続車両の位置を把握できなくなるでしょ う。  しかし、それが故に、抜こうと鼻先をインへ押し込んでくる後続車を認識することができなくなりま す。
 著者は、「だからこそブロックできなくなって、抜くことができる」と考えているのかも知れません。
 しかし、それは大きな間違いです。
 クルマはUFOではありません。
 自分の旋回ラインを阻む存在がいきなり「にゅうっ!」と現れたからといって、限界に近い遠心力を受 けている状態から自由自在に旋回ラインを変更することなどできないのです。
 もし、灯火を消した後続車がいきなりイン側に現れたら、そのまま接触するか、あるいは無理に回避 して前後輪の求心力バランスを崩し、コースアウトするしかありません。
 つまり、後続車が「抜き」に掛かる際に灯火を消してしまうという行為は、望んで接触事故を起こす、 あるいは回避しようとした相手を事故に追い込む危険行為以外の何者でもないのです。

 この漫画は、「わらってたのしいばかまんが」と捉えている分には何の問題も無いのですが、書かれ ていることを信用してしまった場合、極めて危険な悪書となります。

 わたしの後続車が灯火を消して「抜き」に挑む日が来ないことを両手を合わせて祈る(←無神論者のクセ に)ばかりです


トップへ
戻る
前へ
次へ