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PS2・PS3感想文

【PS2】 R:レーシングレボリューション
「アール:レーシングエボリューション」

□レースゲーム
■【リッジレーサー】シリーズのPS2版第2弾(最新作)。  初代から数えて実に6作目。  頭文字を 並べるとRRE。  そういえば、2作目のタイトルは、・・・以下略(笑)。
★GTフォース対応

なお、以下のレビューは純正パッド『デュアルショック2』を使用した場合のモノです。  変な癖が付いて【GT4P】のプレイに支 障するのが嫌だったので、ハンドルコントローラは使いませんでした(笑)。

○:とりあえず、普通に遊ぶことが出来ます。
 それをプラスに評価するってのもトンデモだと思いますが、歴代の【リッジレーサー】シリーズは操作性 に強い癖がありましたからね。  「普通のレースゲームに慣れていると【リッジ】が遊べない」 vs 「【リッ ジ】に慣れていると普通のレースが遊べない」という・・・。


○:グラフィックは比較的綺麗な方。  【GT4P】が世に出てしまった現在に於いて、【GT3】よりもやや 劣るグラフィックをプラスとして評価するというのも情けない話だと思いますが、【GT】シリーズを別格扱 いにするのであれば、数多あるレースゲーム中でトップレベルのグラフックでしょう。
(ただし、ギャザが目立ちます。  これも【リッジ】であるが故?)


×:ブレーキが効き過ぎます。  【GT】シリーズの3分の1くらいの制動距離で済んでしまいます。   実車だったら減速Gは6Gくらいかな?(笑)。


×:旋回制動で速いスピンモードに陥る(←この辺が【リッジ】シリーズの名残りなのかも?)。


×:スピンモードに入ってからのヨー加速度が異常に大きい。  ナロートレッド&うんこタイヤでトランク に200kgくらいの砂袋を積んでるような挙動(笑)。  特に後輪駆動車の挙動はデフォルメし過ぎ。


×:自社製のコントローラー『ネジコン』非対応。


×:海外市場向けなのか?ヒロインが所謂「日本人がカワイイと思う顔」と違う。


×:走行中に流れる無線の会話がゲームの進行と噛み合っていない。


×:ロジクール社製ワイヤレスコントローラ非対応(ウンともスンとも言わない)。



★☆追伸☆★

 折角なんで、【GTフォースpro】でもプレイしてみました。

 ロック・トゥ・ロック200度でなら【GTフォースpro】でも動きますので♪

 そしたら…物凄いっつーかアリエナイくらい運転し辛いんですっ!

 なんか、ステアリング操作とヨー角加速度とコーナーリングフォースがバラバラで、運転免許のある人 間には到底理解不可能な動きをしてくれます(驚愕)。

 敢えて喩えるなら、フロントタイヤにスリックを履き、リアがナロートレッド&うんこタイヤでトランクに 200kgくらいの砂袋を積んでいて、なおかつタイヤの切れ角が最大で10度くらいしかなく、リアブレーキ の容量が異常に小さいクルマのような挙動…でしょうか(笑)? 
 オーバースピードなら超絶弩アンダーで全く回頭しないクセに、一旦テールが流れると、リアタイヤが 事務椅子の脚に付いてるキャスター輪のようになって、全く収束しません。

 コレって、おそらく開発者がクルマで事故った時の体験が元になっているんだと思います。
 開発室のちょっと偉いさんが、かつて下手なドラテクで無謀な運転をした時の体験を元に、「クルマは テールが流れなければ全然曲がらない」とか「一旦テールが流れるとタコ踊りになって蛇行する」とか言 って、そういう動きを無理矢理作ったんでしょうね。  そうとでも考えないとちょっと納得できないくらい 動きが無茶苦茶です。  まぁ、慣れりゃ走って走れないこともありませんし、このシビアさを、フォーミュ ラーカーのリアルと勘違いしちゃう無免許厨房も居るんでしょうけど…仕様と割り切るにはかなり辛い挙 動ですよ。  これなら、まだ、【頭文字D〜スペルマステージ】の方が許せるかも。

 今更ですが、このゲーム、遊ぶなら純正パッドで。  ハンドルコントローラーは非対応だと思って封 印するのが“吉”です♪



 
【PS2】 アウトモデリスタ
アウトモデリスタ

□レースゲーム
■セルアニメのようなグラフィックで遊ぶレースゲーム。  速度感を表すために効果線を使用するの が斬新。
★GTフォース対応

○:リアルでないグラフィックは単なる受け狙いに留まらず、コーナー奥の曲がり具合が判断し易いなど の効果を生んでいます。  これで挙動がリアル系なら良かったんですけどねぇ。


×:挙動が悪い意味でゲーム的。
 どうやら、オーバーステア/アンダーステアを「曲がりすぎる/曲がらない」と捉えているらしく、画面 上に表示される車の挙動が旋回半径に反映されません。
 また、旋回さえしていれば、格好の良い旋回姿勢が画面上に表示されるだけで、意図してクルマの姿 勢を変えることが出来ません。  もちろん、クルマがケツを振ってもスピンモードに入りません。
 操作は、単に速度を調節してタイミングを合わせてハンドルを切るだけ。  ケツの振り難い【リッジレ ーサー】みたいな感じで全然面白くありません。


×:前述の通り、挙動が極めてゲーム的で実車と似ても似付かないため、実在の峠をモチーフにしてい る意味がなくなってしまっている(練習にも参考にもなりません)。



 



 Youtube より無断拝借

 グランツを真っ向否定した「アウトモデリスタ」の世界観【Auto modelista】
 https://youtu.be/Q7p6I8ep6gY
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【PS2】 アフターバーナーU
「アフターバーナー2」

□スプライト式擬似3Dシューティングをポリゴン化!
■セガ製業務用大型体感筐体の3Dシューティングからの移植。

○:メガドライブ版の美点が復活!  ミサイルの煙がポリゴン化され半透明になったおかげで、「煙に 視界を遮られてしまい、敵機や敵ミサイルを見失って撃墜される」という【アフターバーナー】特有の理 不尽な殺られ方が無くなりました♪


○:ハードの進化を感謝せずには居られない美麗なグラフィック。
 とくに自機の傾きにシンクロして滑らかに傾く背景には感動を禁じえません(スプライトだとガタガタだ もん)。
 これをプレイしてしまうと、メガドライブ版はおろかセガサターン版やドリームキャスト版すら二度とプレ イできなくなります(比べるのがツライ)。


×:時折りちょいプレイする分にはコレで正解だと思うのですが、他機種への移植版に比べると難度が 低すぎるような気がします。


×:バルカン砲(機関銃)が皆目中らない。


×:デモがありません。 いえ、在る事は在るのですが、自機が動かない内に撃墜されて終わります。


×:オプションの設定がセーブに反映されません。  ソフトを立ち上げる度にバルカンをAUTOに切り 替えるのは結構面倒です。


×:D3パブリッシャー社からリリースされるソフトに多い不具合なのですが、(少なくとも初期型のPS2 でプレイすると)CD−ROMの回転音が尋常ではなく五月蠅いです。  プレイ中ず〜っと「うご〜っ」っ て唸っています。  ホント、この所為で壊れちゃうんじゃないかと思うくらい。
【PS2】 頭文字D 〜Special Stage
イニシャル ディ スペシャル・ステージ

■アーケードのコクピット筐体ゲームからの移植
□なにかと話題の(このホームページだけか?)空想非科学クルマ漫画をゲーム化したアーケード版か らの移植。

★一応GTフォース対応(あまり意味ないけど)

○:日本中の峠をことごとく閉鎖に追いやった悪書である、あの空想非科学クルマ漫画がコンシューマ ゲームで発売されるっていうから、そりゃもうスクエア社の【エモーショナル・ドライビング・タイプS】を凌 駕する弩クソゲー降臨に間違いないと踏んでいたんですよ。  だから、できるだけ速 やかにレビューしたかったのですが・・・中古価格が高値に張り付いて落ちてこないんです。  正価 2480円の廉価版(ベスト版ともいう)が発売されても、中古価格は2280円で下げ止まり。  う〜ん、そ んなに凄いゲームなのか?ひょっとしたら、【GT4】と【エンスージア】のイイとこ取りしたような内容だと か・・・そりゃないか。
 ようやく手にしたのは、発売から実に1年10ヶ月間が過ぎた平成17年4月末。 ソフマップギガストア 梅田店のワゴンセールで新品価格1580円でした。
 おそるおそるプレイしてみると・・・

 いやぁ〜、オジサンこれは一本取られちゃったな(笑)。

 もちろん、予想通り、クルマの挙動は無茶苦茶です。  でも、このゲームに関してのみ言えば、実は これが正しいのです。  だって頭文字Dなんですから!
 漫画が連載され始めた頃、主人公がガソリンスタンドで「カウンターってのは、インに入り過ぎたノー ズを戻してやることだ」(←うろおぼえなので、ちょっと違うと思うけど、論旨としてはこういう話だった)と語るシーンを読 んで、抱腹絶倒大爆笑させて頂いたのですが・・・すみません、謝ります。  頭文字Dの世界では、地 球上とは違った運動物理が働くんですね。  この地球上の話としてなら、あの発言は爆笑モノです が、頭文字Dの世界では、アレで正しかったんです。
 というのも、このゲームのクルマは、頭文字Dの世界における(我々か ら見て)特殊な運動物理に従って挙動するからです!
 ステアリングをガバッと切り込むとドギャッってテールが流れて、(それがどれほど高速であろうとも)ク ルマはインへ巻き込んで行こうとします(頭文字Dの世界では、オーバーステアになれば、必ず旋回半 径が小さくなる)。  そこでステアリングを反対方向に切れば、イン側へ巻き込まれたノーズが引き戻 されて旋回軌道がコーナーのRに沿うのです。  ですから、下りストレートからのタイトヘアピンであっ ても、制動は全く不要(ウエット路面でも不要)ですし、S字の振り返しでも操作タイミング・操作量とも変 化しません。  実車とは似ても似付かない出鱈目な挙動は、普通のクルマゲームなら間違いなく減点 対象ですが、このゲームだけは別。  如何に頭文字Dの世界が再現できている かどうかが評価軸なら、これは全てが正しいのです!

 しかし、頭文字Dの登場人物って、こんな運動物理が作用する世界に住んでいるんですね(しみじ み)。  そりゃぁ、公道でサイド・バイ・サイドな追い抜きができるワケです。  だって、まず事故んねー よ、こんなに都合の良い物理が働くなら(笑)。


○:どのクルマを選んでも性能は同じ。 
 納得しましたよ、だから、ロースペック(現在ならファミリーカーのちょいスポーツバージョン程度)のハチロクがハ イスペックなBNR32やFD3Sなどと互角に渡り合えるんですね。  しかし、この世界に住んでいたら、わ ざわざ高い金払って、GT-RやRX-7を買う理由が無いと思うのですが・・・


○:頭文字Dの世界だからこれで正しいのでしょう(それ故に、敢えて評価を「○」にしました)が、ハンドルの操 作方法が変。  ハンドルコントローラーでのプレイでも、あたかもボタン操作のように [ ハンドルを目 一杯切り込む ] → [ ハンドルをニュートラルに戻す ] → [ ハンドルを目一杯切り込む ] を繰り返さなく てはなりません。  普通のレースゲームのように、適切な舵角を維持するような操作方法では曲がら ないのです。


○:キャラクターモノとしてアニメ「頭文字D」を観ている人には嬉しい、キャラクターボイス。
 走行中も勝ち誇ったり、負け惜しみを呟いたりする。
 (あまりパターンが多くないので、すぐに煩わしくなるけど)


○:普通に考えれば、「実車が登場するレースゲームでブレーキが要らない」ってのはマイナス点にしか なりませんが、見方を変えると幼児でも遊ぶことが出来ます。
 いやはや。
 小学校1年生のMYガキンチョが私製の簡易コクピット筐体でレースゲームを遊び始めたのですが、 シム系の【ENTHUSIA】や【R.B.R】【GT4(アシストOFF)】は勿論、ファンタジー系の【GT4(アシストO N)】や【街道バトル】【バトルギア3】などでさえもマトモに走らせられないんですね。 なんせ、彼はマダ 旋回前にブレーキを踏んで調速するという芸当が出来ないので。
 ところが、このゲームだと時速100キロ超えからのヘアピンカーブでさえもブレーキが要らないので、 MYガキンチョでも全然問題なく遊べてしまうワケです。
 う〜む。 想いもよらない長所があったんだ(正味の対象年齢が小学校低学年だったというだけなんですが)


○:頭文字Dの世界ではそういう物理が働くという仕様なので(それ故に、こちらも敢えて評価を「○」にしまし た)、仕方が無いのだろうが、タイヤのスキール音が非常に変。  ハンドルを大きく切り込んだ瞬間だ け“ギャッ!”って鳴く。


×:メニューなどの選択の際に、“ガギーン”という不愉快なクリック音が鳴る。
 (ひょっとして【ヴァーチャ・ファイター2】?)


×:ハンドルコントローラ【GTフォースpro】でプレイした場合、マニュアルトランスミッションの操作が十 字キーでしかできない。  オプションのコンフィグで、ハンドル裏のパドルへ割り当てることも出来な い。

×:ちょっとでもマトモな挙動にしようと思って、オプションで「ステアリング補正」を [ 弱い ] に切り替え たらフォースフィードバックが殆ど無くなってしまった。  あわてて取扱説明書を読んだら「ステアリング 補正 : ステアリングのフォースフィードバック機能の強弱を [ 弱い/普通/強い ] のいずれかに変更 します」だと。  普通ソレは、「フォースフィードバックの調整」って言うんじゃないのか?



 
【PS2】 F355チャレンジ
エフ355チャレンジ

□ドライヴシミュレータ
■個人的に大絶賛する業務用&ドリームキャスト版ドライブシミュレータからの移植。 フォースフィード バック・ステアリングコントローラ『GTフォース』対応で、シミュレート度の向上が期待されたのですが・・
★GTフォース対応
★GTフォースpro(200度モード)対応
★G25(200度モード)使用可能(Hパターンシフトとクラッチペダルは使用不可)

○:最初から全9コースを走ることが出来る。


○:実車ほどではありませんが、要求されるアクセルワークがシビアになりました。
 旋回中に「ぺたっ」とアクセルを全開にすると、スピンモードに入ります。


×:既に値崩れして新品が5百円で買えてしまうドリームキャスト版と比べて大差なく、極々個人的主観 で感想を述べさせてもらうなら、ドリームキャスト版の方が出来がイイ。  これは、なんといっても、『G Tフォース』のセンターが出難いことに起因していると思います。

 『GTフォース』に限らず、アナログコントローラという奴は、電源ONの時点でのステアリング位置をニ ュートラルと見なすので、事故車のように、直進状態でハンドルが傾いてしまうことがあります。  大抵 のソフトは、オプションで調整できるように作られており、本作も例に漏れないのですが・・・
(1)まず、調整方法が取説で説明されていません。
 「センターに合わせる」ってメッセージが出るので、てっきりステアリングのセンターを合わせるのだと 思っていたら・・・違うんです。
 画面に表示されているマーキング△印を合わせて、「NEXT」に移るんですね。
 これは明らかに説明不足です。
(2)そして、ちゃんと調整しても微妙にセンターが合いません。
 モーターの反力で据えられるセンターがどうしても微妙に傾いてしまいます。

 本作はそれをやってはならない方法で辻褄合わせしてしまいました。
 何と!センターに不感症部分を設けて、ハンドルのニュートラルがセンターに合っていなくても、直進 状態でハンドルが傾かないようにしたのです。
 その結果、ステアリング操作をしても、ニュートラル付近の角度で、クルマが全く反応しません。  当 然の事ながら、これがシミュレート性に影を落としています。
 慣れることができる程度なのですが、ドリームキャスト版に比べると違和感があります。
(というか、これに慣れると他のゲームに違和感が生じそう・・・)


×:基本的にDC版と同じく、「1輪の車輌運動力学モデル」に基づいた挙動を示すのですが、コチラ の方がヨー運動の反応が過敏。
 上述の通り、ステアリングがセンター付近で不感症であることも悪影響しているのだと思いますが、不 感症域から少し切り込んだだけで、ズバッと向きが変わってしまうのが非常に不自然。
 なんかこう、クルマの質量がゼロみたいな変な感じです。

※ 1輪モデルでの車輌運動力学については、DC版の感想文をご参照ください。


×:これは【GT3】にも若干当て嵌まっていたのですが(笑)、フォースフィードバックが少し変です。   実車で身に染み付いた感覚とは違和感があります。


×:グラフィックがドリームキャスト版と大して変わりません。  はっきりいって『GT3』とは雲泥の差で す。



 


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