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松●信者に告ぐ



     ここからの文章は、私のアトピー性皮膚炎を重篤化させ、あわや失明寸前という状況に
     追い込んだ某脱ステロイド推奨医院が、webサイト上で公開している
     「如何にステロイドが恐ろしい悪魔のクスリであり、脱ステロイドだけがアトピー性皮膚炎を治す
      唯一無二の手段である」
     という妄言を、極々基礎的な理科知識(義務教育レベル)を用いて論破するものです。

     当該サイトは、その医院で初診を受ける際に「インターネットは見られるのか?」と聞かれ、
     「はい」と答えた場合にメモが渡され、そこにアドレスが書かれています
     (「いいえ」と答えると、文章をプリントされた紙を渡される ← 有償かどうかは忘れました)。

     今となっては、幾ら「ステロイドを用いた通常の対症療法」に懐疑的になっていたとはいえ、
     こんなモンに騙された当時の私を、助走を付けてブン殴ってやりたい気持ちになります。

     冷静なら騙されない低次元な詐話ではありますが、脱ステロイドに惹かれつつある
     アトピー性皮膚炎患者にとって耐えがたい魅力を放つ文章なのです
     (素面になって読むとバカバカしい限りですが)。

     もし、ここを訪れた貴方の友人が、某医院のサイトに洗脳され掛かっているのを見つけたら
     優しく誘導してあげてください。
     そんな友人が居ない貴方は、「こんなもん信じるバカが居るのかよ」と m9(^Д^)プギャー! して
     頂いて結構です。

     - - では、すたーと! - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 松●信者に告ぐ vol . 07
> さらに、ステロイドや抗アレルギー剤を用いてはいけないもっと重要な理由があります。それはこの ような免疫抑制剤を用いれば用いるほど私の唱える自然後天的免疫寛容が起こりにくくなるからです。  要するに自然後天的免疫寛容とは、相手が強すぎれば排除する戦いを止めざるを得なくなることな のです。 ところが自然後天的免疫寛容といえば、いかにも簡単に自然にアレルギーの戦いが終わり そうに聞こえるのですが、実を言えばこの免疫寛容が起こるためにも免疫の働きが必要なのです。
つまり勝てる訳ではない敵と、いつまでも戦い続けることは意味がないと認識しこの戦いを止めさせる 命令を出す働きが必要なのです。
この働きを担うのはサプレッサー(抑制)T細胞というリンパ球の一つなのです。
そして、このリンパ球から戦いを終結させる情報を持ったサイトカインという生理活性物質の一つが出 ない限りは、永遠に戦いは終結しないのです。
 ところが免疫抑制剤はこのサプレッサーT細胞の働きをも抑えつけてしまうのです。 従って免疫抑制 剤で一時休戦をさせて、見かけの症状を改善すればするほどサプレッサーT細胞の働きも抑制され て、さらに根本治療から遠ざかるという皮肉な結果になるのです。

・・・人の免疫システムは常在菌に対しても働いていますよ。
 敵が無限に存在するからという理由で免疫反応を止めてしまうのであれば、我々は既に様々な常在 菌に対して免疫反応を止めてしまっています。
 彼の説が正しいのなら、とっくの昔に人類は滅んでいると思いますが。


> 従ってステロイド剤や、抗アレルギー剤の投与量が大量であればあるほどリバウンドが激しくなる

・・・この理屈を最初に思いついたアトピービジネス事業者は天才ですね。
ステロイド剤や、抗アレルギー剤の大量投与が必要なのは、それだけ皮膚炎の状態が悪いからです。
 火事に喩えるなら、綿のような可燃物に対して大きな火種を残したまま消火活動を行っているような 状態なのです。
 そんな状態から、突然消火活動を中止してしまったら、炎が爆発的に燃え広がるのは当然です。


> だけではなく、サプレッサーT細胞の抑制が解除されるのに時間がかかり、その結果、自然後天的 免疫寛容が起こるのにそれだけ長い時間がかかってしまうのです。 実際、私の治療を途中で止めて しまう患者の多くは、単にリバウンドが激しくて耐えられなくなるためだけではなく、リバウンドが激しけ れば激しいほど、抑制Tリンパ球をそれだけ強く抑制して来ているので抑制Tリンパ球が目覚めるまで それだけ時間がかかりすぎ、自然後天的免疫寛容が起こるまで待てないのです。
その結果残念なことに、アトピーは治らないと思いこむのです。(もちろんこのような患者の大部分は、 アトピーは皮膚の問題ではなくて、免疫の問題であり、直接的にはIgE抗体の産生能力の問題であるこ とを、始めからいくら説明しても理解していない場合が多いのですが。)

・・・要するに治らないのは患者が悪いと言っているわけです。
 巧いですよね。


> さらに免疫系が未熟である乳幼児期からアトピーの為に、リンデロンのシロップや顆粒を飲まされ てきた人は唯単に抑制Tリンパ球が抑制されているのみならず、抑制Tリンパ球そのものの働きが傷 害されている可能性があります。 私の患者の中には、治ったと思うと再び激しいリバウンドが起こるこ とを繰り返しいつまでもいつまでもIgE抗体が減っては増えるという繰り返しを続け、免疫寛容が起こり にくい人がいます。

・・・詐欺のネタさえ判ってしまえば、別に珍しくも何ともありません。
 その人はステロイド皮膚症なのではなく、原疾患のあるアトピー性皮膚炎の患者なのです。
 原疾患がある以上、環境中のアレルゲンによってIgE抗体は増減しますから、そこへストレスの変化 が加われば、治りかけたり、皮膚炎を再発したりするのは当然です。


> このような異常が起こる理由は次のように考えられます。
つまりあるアレルギーの免疫系の働きを終結させる抑制Tリンパ球の成熟を、ステロイドや抗アレルギ ー剤が阻害してしまったという印象があります。 この意味でも乳幼児期にステロイドや抗アレルギー剤 を使うことは許されないと考えます。 ステロイドや抗アレルギー剤は止めたらリバウンドが起こるから 使ってはいけないというよりも、このように抑制Tリンパ球を抑制するために根本治療が出来ない上 に、抑制Tリンパ球自身の障害をももたらすことのほうが実は遥かに重大な問題になるのです。 言い かえれば、免疫抑制剤がアトピーを始めとするアレルギーを治すことが出来ない理由は、サプレッサー Tリンパ球も抑制したり、障害したりするためであるのです。

・・・インスリンを射っている糖尿病患者が治らないのは、インスリンを射っているからではありません。


> ここでサプレッサーTリンパ球について簡単に述べておきましょう。 例えば、風邪のウィルスに感 染すると、そのウィルスをやっつけるために、免疫はそのウィルスに対する抗体を作ってウィルスを排 除し、退治し終わると風邪は治ります。 治ってしまえばこのウィルスの抗体を作りつづける必要はあり ません。 従って免疫の働きの中にはこの抗体を作ることを止めさせる働きが内蔵されているのです。
この働きを担うのがサプレッサー(抑制)Tリンパ球なのであります。 このTリンパ球が戦いを止めさせ る指令が発令されて初めて、このウィルスに対する抗体が作られなくなるのです。

・・・奇しくもこの教科書丸写しな文章の中に、松●理論の矛盾点が指摘されています。
 風邪のウイルスに対してサプレッサーT細胞が攻撃停止命令を発するのは、あくまでウイルスに対し て勝利宣言が出来たからです。 戦況が拮抗している状態で、突然攻撃を中断したらどうなると思いま す? 体中の細胞がウイルスに食われて(正しくはウイルスの増殖に利用されて)死んでしまいます。
 アトピー性皮膚炎も同じことです。
 もし、アレルゲンに対してサプレッサーT細胞が攻撃中止命令を出しとしたら、それは体内からアレル ゲンがあらかた根絶出来た時だけです。


> (6) したがって松●●院における根本治療は何か? 
 ステロイドホルモン剤、抗アレルギ−剤や抗ヒスタミン剤などの免疫抑制剤を絶対使わないで放置す れば治るという自然治癒を目指すことであります。

・・・念のために繰り返しておきますが、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤は免疫抑制剤ではありませ ん。 ケミカルエディターに作用する痒覚抑制剤なのです。


> ステロイド剤、抗アレルギ−剤や抗ヒスタミン剤を一度も用いていなければ極めて簡単に治りま す。

・・・これも自己矛盾を含んでいますね。
ステロイド剤、抗アレルギ−剤や抗ヒスタミン剤を使わないということは、松●医院に於ける治療(放置 治療)を受けているのと何ら変わらないのではありませんか?
 ステロイド剤、抗アレルギ−剤や抗ヒスタミン剤を使わなくても日常生活に支障がない、あるいは、そ れらの薬剤にすがりたくならない程度の症状しか出ていない患者であれば、極めて簡単に治っても何 ら不思議はありません。
 「俺が絶対に治してやる」という言葉に暗示されて、アトピー性皮膚炎に対する不安が払拭されれば、 それだけでストレスが低減され、皮膚炎の症状は和らぐでしょう。


> 成人の場合は早く治る人で 1週間で良くなります。 赤ちゃんは早ければ1 カ月でよくなります。  勿論、大人も赤ちゃんも一回の診療で完治する例もしばしば経験します。 それはステロイド剤、抗ア レルギ−剤や抗ヒスタミン剤を用いなければIgE抗体 は極めて簡単に消費尽くされるからです。

・・・大人のアトピー性皮膚炎患者で、かつてタダの一度もステロイド外用剤を使ったことのない人は極 めて少ないでしょう。
 また、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は母親の精神状態を反映して発症していることが多いのです。
 その場合に、「俺が絶対に治してやる」という言葉に暗示されて、アトピー性皮膚炎に対する母親の不 安が払拭されれば、それだけで赤ちゃんのストレスが低減さますから、皮膚炎の症状が和らいでも不 思議はありません。
 そういう意味で、一般の皮膚科医はもう少し発言に気を配る必要があると思われます。
 赤ちゃんのアトピー性皮膚炎が慢性化して尾を引くことも無いわけではありませんが、大多数は就学 前に著しく快方に向かいます。 ですから、「大丈夫です。 赤ちゃんのアトピーは大抵治っちゃうんです から」と言ってあげるべきなんです。
 最近の医師は、訴訟問題を恐れすぎだと思いますね。
 そうした欠点にアトピービジネスが食いつくのです。


> 早く治る人は数少ない種類の化学物質だけを異物と認識して、一過性に症状を出してその異物と 共存できます。 元来、誰でもIgE抗体 は100(IU/ml)くらいは持っています。(従って濃度の極めて濃い 多種多様の異物が体内に接触したり侵入したりすれば、全ての人がアレルギーを起こす可能性があり ますから、果たしてアレルギーが病気であるかどうかが問題になります。これについては後に議論しま す。)しかし異物を認識する能力の高い優秀な人はIgE抗体 を100(IU/ml) 以上に作って異物を排除しよ うとする時に目に見える症状がでるわけです。従って症状がでたらすぐに来院されたら、すぐにひっか き傷を治し、さらに傷につく細菌をいち早く殺せば簡単にIgE抗体 は100(IU/ ml) を切ってしまいます。

・・・「症状がでたらすぐに来院」することができる。
つまり、皮膚炎が極一部に発症してるだけで、ステロイド外用剤はおろか抗アレルギ−剤や抗ヒスタミ ン剤すら使用せずに耐えられる程度の初期症状であれば、一番弱いランクのステロイド外用剤を更に 軟膏で薄めたもので症状は消えてなくなります。
そして大抵の人はそのままアトピー性皮膚炎とおさらばできるでしょう。

 ステロイド有害説にハマってしまっている人の多くは、ステロイドを治療に使用したアトピー性皮膚炎 は100%難治化するものと信じ込んでいます。
 しかし、発想を変えるべきです。
 そもそも、アトピー性皮膚炎には、簡単に治癒するものと、難治化するものと2種類あるのです。
 まず、アトピー性皮膚炎というものをもっと客観的に眺めてみましょう。
 アトピー性皮膚炎はアレルギー反応の暴走です。 それは体内に取り込まれたアレルゲンに対する、 あるいは、バリア層の壊れた肌に付着したアレルゲンに対する反応ですが、その反応が即ち皮膚炎に なって現れてれているわけではありません。
 副腎皮質ホルモンを分泌する器官、分泌を制御する副交感神経、そして副交感神経に影響する生 活習慣やストレス、その他様々な要因が複雑に絡み合って皮膚炎を発症するに至っているのです。
 ですから、そうした様々な発症要因の幾つかが改善されることでアトピー性皮膚炎は発症しなくなりま す。 たとえアレルゲンが摂取・接触し続けていたとしても、発症しなくなる人は発症しなくなるのです。
 そして、アトピー性皮膚炎を発症して皮膚科医を訪れる人の大多数は、通院を続けている内に生活 環境が変わったり、あるいは皮膚のバリア層が改善されたりして皮膚炎が消えてしまうのです。
 私たちのように難治化する方が少数派なのです。
 そして、難治化している人は、少々の生活環境の変化程度では皮膚炎が改善しない程に発生要因 の総和が強大なのです。
 だから、ステロイド外用剤の使用を中断すれば、たちまち皮膚炎の症状が重篤化するのです。
 ステロイドを使用したから難治化したわけではなく、元々、難治化するほど発生要因の総和が巨大な のです。
 もちろん、ステロイドを使用したから発生要因の総和が巨大化したわけでもありません。
 治らない奴は治らないし、治らない程酷いアトピーは薬で抑えなくては耐えられないから、薬で抑える しかないのです。


> ステロイド剤、 抗アレルギ−剤や抗ヒスタミン剤を使用してから来られると、必ず一時的に症状が 悪化しリバウンド現象( 反跳現象、 禁断症状、離脱症状) が出現し、どんどんIgE 抗体が上昇していき ます。

・・・そりゃ、いきなり突然免疫抑制を中断するんですからね。
 火災炎上中の油田に対して消火活動を中断すればどうなるかは明白でしょ。

 ただし、抗アレルギ−剤や抗ヒスタミン剤は免疫抑制剤ではありませんから、これらを中断すること自 体は症状の悪化に直接つながりません。
 ですが、抗アレルギ−剤や抗ヒスタミン剤の使用を中断すると、それまで抑えられていた痒みが戻っ てしまいます。 痒みに耐え切れず、皮膚を掻き壊してしまうとバリア層が奪われ、皮膚の深層へアレ ルゲンが容易に到達できるようになってしまいますから、結果として症状が悪化してしまうのです。


> IgE 抗体が上昇すればするほどアレルゲンとの結びつきが激しくなりどんどん症状も激しくなりま す。 このリバウンド現象はそれまで使ってきたステロイドや抗アレルギ−剤の量に比例します。 

・・・強いステロイド外用剤を使わなければ抑えきれないくらい皮膚炎の発症パワーが強力だったという だけの話です。
 たとえば、消火活動を中断するにしても、木造一戸建ての火災と、石油コンビナートの火災では、中 止後の再燃速度が違うでしょ。 それと同じ。


> またどのようなステロイドや抗アレルギ−剤を使ったかにも依ります。 ステロイド注射が最悪で す。 

・・・それは確かにそうなのですが、ステロイドを注射するということは、それが必要だからしているわけ で、素人が勝手な判断で中断して良いものではありません。
 たとえば、糖尿病に於けるインスリン治療にしても、自己インスリンの分泌がある人と、全くない人で は使う薬剤も違います。 自己インスリンの分泌のある人がインスリン治療を中断しても直ちに危険な 状態には陥りませんが、自己インスリンの分泌の全くない人がインスリン治療を中断すれば数時間で 死にます。
 アトピー性皮膚炎に於いてステロイド注射をしなければならないという事態は極めて危険な状態に限 られます。 つまり、アトピー性皮膚炎の強い原疾患を持っている患者が、某アトピービジネスに騙され てステロイド離脱をしてしまった場合です。 大抵の人は、生死に関わる状態に陥る前に精神が耐え切 れなくなって挫折するのですが、強靭な精神力を有する人が稀に生死の境まで耐え凌いでしまうことが あります。 こうした患者が救急車で医療機関へ運び込まれた際には、ステロイド注射も止むを得ませ ん。
 もし、ステロイド注射で生還したばかりの患者に対してその治療を中止するのであれば、その患者は 間違いなく死にます。


> つぎにステロイド内服剤や抗アレルギ−内服剤が悪者です。

・・・この人は抗アレルギ−剤を免疫抑制剤だと信じているようなのですが、内服剤であってもなくても抗 アレルギー剤は痒み止めに過ぎません。 抗アレルギー剤の使用を中断して症状が悪化するとした ら、前述の通り、掻いて悪化させてしまうことだけです。

 また、ステロイド内服剤も、原則として緊急を要する患者にしか使われません。

 使用量のコントロールがし易いからと内服剤を常用させる医師もいるらしいのですが、とんだヤブで す。
 内服剤は全身副作用が出易く、また、内服剤の服用によって生じた副腎の萎縮は、内服剤の使用を 中断しても簡単には回復しません。 長期に渡って常用するのであれば、ステロイド内服薬は確かに悪 です。


> 次がステロイドの塗り薬です。

・・・免疫抑制剤によるアトピー性皮膚炎の治療というものは、火種を残したままで消火活動をしている ようなものですから、消火活動を中断すれば火災が大きくなるのは当然です。


> 最後が抗アレルギ−剤、抗ヒスタミン剤や抗炎症剤の塗り薬です。

・・・抗アレルギ−剤、抗ヒスタミン剤は痒みの伝達を抑えているだけですから、使用を中断したとしても それで免疫反応が強くなる道理がありません。 しかし、痒み止めの使用を中断すれば当然のことな がら本来の痒みに襲われます。 これに我慢できなくて肌を掻き毟れば、症状が悪化します。


> 従って何はともあれ、まずはステロイドや抗アレルギ−剤、抗ヒスタミン剤や抗炎症剤の使用を止 めさせることです。

・・・各種の薬は、アトピー性皮膚炎が根治する薬ではありませんが、生活の質を普通の人と同等にす るために使う薬です。


> ところで、ステロイドホルモンという薬は人体で必要な量だけ作られ、多くても少なくても病気を引き 起こします。
ところが、臨床においては病気の治療に最もよく使用されている薬であるにもかかわらず、何故すべて の炎症に効くのか全く知られていない得体のしれないホルモンであります。( この炎症に効くメカニズム を完全に解明すれば必ずノ−ベル賞をもらえるでしょう。) 現代の難病と言われる全ての膠原病や、リ ュウマチ、アレルギ−、アトピー、喘息などに用いられて、一時的に極めてよく効くのですが、止めると 多かれ少なかれ必ずリバウンド現象( 反跳現象) が出ます。 時には他の華々しい副作用が出ること があります。

・・・抗鬱剤や向精神薬、睡眠薬などの禁断症状からも分かる通り、薬剤依存からの離脱の際に現れ る反復現象の多くは原疾患の悪化と区別ができません。 ステロイド外用剤の場合も、その点がアトピ ービジネスの付け入り所となっています。


> ステロイドや抗アレルギ−剤を止めさせると口で言うことは簡単ですが、しかし実際はこれほど難し い事はないのです。 何となれば弱いステロイドが効かなくなるとさらに強いステロイドを用いざるを得 なくなります。

・・・これはステロイドに限ったことではありません。
外傷用薬以外のほとんど大抵の薬に耐性が生じます。
鎮痛薬・向精神薬・睡眠薬などの神経に作用する薬の顕著な耐性は有名ですが、お通じのための緩 下剤や浣腸液などに対しても耐性が生じます。
 ステロイドも連続して常用し続ければ耐性が生じて効きが悪くなります。
 効きが悪くなれば、より強いランクのステロイド剤に切り替えざるを得ません。

 ただし、神経に作用する薬を始めとする耐性の生じる様々な薬がそうであるように、使用を一時的に 中断すれば耐性はリセットされます。
 ステロイド外用剤でしっかりと皮膚炎を押さえつけている状態(これを「寛解状態」といいます)であれ ば、2〜3日間ステロイド外用剤を中断しても、直ちに皮膚炎が強く再燃することはありません。
 ステロイド外用剤の耐性は4〜5日間で耐性の大部分がリセットされます。
 ステロイド外用剤の使用を中止してから耐性がリセットされる前に発疹が再燃しますから、ステロイド を再度使用するタイミングは非常に難しいといえます。 この匙加減と、徒にステロイドを恐れることなく 寛解状態を維持できるように指導することが皮膚科医の腕の見せ所です。


> ステロイドを止めると始めよりも症状がひどくなるのは、まさにステロイドは麻薬の性質を持ってい ると言えます。

・・・耐性が生じる薬を全て麻薬と同類視するのであれば、大抵の内服薬がそれに含まれてしまいま す。


> 従って必ず禁断症状(薬を止めたときに出る症状)が出現します。 もっとくわしく何故禁断症状が 出現するかと言いますとステロイドや抗アレルギ−剤はリンパ球や他の免疫にかかわる細胞と結合し て、

・・・ひつこく突っ込ませて頂きますが、抗アレルギー剤が作用するのはケミカルエディターと呼ばれる痒 みに関係する化学物質の分泌と作用だけです。


> それらの免疫細胞の遺伝子を変え免疫反応を一時的に抑制するだけですから、結合が切れると 再び一挙にに免疫反応を行い症状がひどくなるわけです。(このリバウンドのメカニズムも謎です。)

・・・ステロイド外用剤による消炎とは、火種を残したまま消火活動をするようなものなのですから、消火 を中断して再燃するのは仕方のないことです。
 もし、使用を中断しても皮膚炎が再発しないのであれば、それはもはや対症療法ではなく根治療法と 呼ばなくてはなりません。


> ステロイドや抗アレルギ−剤や抗ヒスタミン剤の使用が多ければ、それだけそのような薬剤に結合 しているリンパ球や免疫細胞が多いわけですから、多いぶんだけ薬を止めた時の免疫反応が強くなる わけです。

・・・その傾向は否定できないかも知れません。
 しかし、ステロイド離脱よりもアトピー性皮膚炎の再燃の方が重篤な症状になります。
 たとえば私の場合、生まれてこの方、ステロイド外用剤を塗ったのは腕・肘関節の内側、腰、肩甲骨 付近だけでしたが、脱ステロイドで生じた皮膚炎は全身に及び、掌、性器、足の裏以外の全ての皮膚 に皮膚炎が燃え広がりました。 しかも、今まで健常な肌であった部位の方が症状が酷く、首・胸など は未だに赤黒い斑模様で、ステロイド外用薬の使用を休止すると速やかに悪化してしまいます。 私の 胸や首などの皮膚は、腕・肘関節の内側、腰、肩甲骨付近よりも多く薬剤と結合していたのでしょう か?


> さらにステロイド自身が皮膚の細胞分裂を抑え皮膚を変性させステロイド皮膚症という新たなる副 作用を起こしますから、この皮膚を剥がし新たに作りなおすことがまた大変な仕事になるわけです。つ まりステロイドで変性させられた異常な皮膚を剥がし、その後正常な新しい皮膚を作り替え、

・・・これはたしかに書かれている通りです。
 長期間に渡ってステロイド外用剤を使用され続けてきた皮膚は、いわば一種のステロイド依存状態に なっており、ステロイド外用剤の使用を中断すれば、皮膚炎の悪化とは関係のないところで皮膚に変化 を生じます。 これが本来の「ステロイド離脱」であり、アトピー性皮膚炎の原疾患を持っているorいない に関係なく発症します。


> 更にステロイドや抗アレルギ−剤で止められていた正常なアレルギ−の抗原抗体反応を起こさ せ、

・・・またもやひつこく突っ込ませて頂きますが、抗アレルギー剤が作用するのはケミカルエディターと呼 ばれる痒みに関係する化学物質の分泌と作用だけですから、抗アレルギー剤は抗原抗体反応を止め ません。

 また、ステロイドは免疫抑制剤ですから、その使用を中断すれば、免疫反応は回復します。
 これは至極当然のことで、わざわざ書くようなことではありません。


> 最後は人体に大量に入り込んだ農薬をはじめとする化学物質という無限の抗原(アレルゲン)に対 しては有限なIgE 抗体は永遠に作り続けることが出来ないのだという事を自然に知るようになるわけで す。

・・・何故「自然に知る」のかな?
ウイルス擬似物質に対して免疫反応を放棄するのであれば、真正ウイルスに対しても免疫反応を放棄 してしまうんじゃないの?
 真正ウイルスに対しては免疫反応を放棄することなく、ウイルス擬似物質に対してのみ免疫反応を放 棄するって発想はご都合主義の極みでしょう。 だって、免疫機構はそれが真正か否かを見極められ ないからこそ免疫反応をしてしまっているのですからね。



こんてぃにゅう To vol . 08



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