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「スピード・デビル」
□ポリゴン3Dレースゲーム
■いろんな意味でアメリカンティストな馬鹿ゲー。
基本はタダのレースゲームだが、馬鹿馬鹿しい仕掛けで邪魔が入ります。
恐竜の脚に蹴られてクラッシュなんて爆笑モノです。
○:極端にデフォルメされているにも拘わらず、ドラテクヲタクがプレイしても破綻を感じさせない操作感
覚。
×:クルマを買い替えたり、チューニングしたりするのに必要な資金を貯めるのに時間が掛かり過ぎま
す。
×:レースのクラスがひとつ上がると、ライバルが非常識に速くなります。
×:コース上に存在する邪魔が順位に拘わらず作用します。
ドンケツを走っていて邪魔に引っ掛かるとやる気が失せてしまいます。
×:コース数が少ない。
×:登場するアメ車のデザインがダサい。
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「セガ・ラリー2」
□ポリゴン3Dレースゲーム
■業務用体感筐体のレースゲームからの移植
コンシュマー初の不特定多数(最大4名)同時通信対戦を実現しています。
○:業務用を遙かに凌ぐ、全16コース&20車種。
○:車種毎の特徴がゲームとして消化されています(時折理不尽に思うこともあるけれど)。
×:クルマの挙動の「それらしさ」がセガサターン版よりも劣ります。
×:ドリームキャストの強力な描画エンジンにも拘わらず、処理落ちします。
×:「10yearsモード」の敵車の走る速度が走る度に違います。
(自分としては)驚異的なタイムを叩き出したのに2位止まりだったり、冴えない走りでも1位が獲れた
り。
×:ブレーキが効きすぎてウソ臭い。
×:タックインが効きすぎてウソ臭い。
×:ずば抜けて速い『ランチャ037ラリー』の存在。
×:ネット対戦のサーバーが東京にしかありませんので、地方の人が通信対戦を満喫すると、通信費
用がとんでもないことになってしまいます。
×:サイドブレーキが意外に使いにくい。
×:リプレイで、車輌をアップにし過ぎる為、「何処をどう走っているのか」の判別が付かなくなる事があ
ります。
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「セガジーティー〜ホモロゲーション」
□ポリゴン3Dドライヴィング・シミュレーター(笑)
■有り体に言ってしまえばドリームキャスト版【GT(またはGT2)】。
シャシとエンジンを組み合わせて、オリジナルのクルマが作れのがウリ。
×:後に発売されたPS2の【GT3】とは雲泥の差がありますが、 当時としてはそれなりに綺麗なグラフ
ィックでした・・・
しかし、グラフィック以外誉める所が全くありません!
PS2本体の発売を間近に控えたこの時期にこんな物出しちゃイカンでしょ。
まず、何がイケナイって、ブレーキが余りにも簡単にフルロックしてしまうのが最低です(※注)。
※注:ブレーキロックに関しては、後に鈴木裕氏が【F355 チャレンジ】において見事にゲームとして消化しています。
ブレーキがロックしてしまうと、操舵しても舵が効かず、コーナーへの侵入時なら、そのまま真っ直ぐ
に突き進んでコースアウトしてしまいます。
勿論、この現象は実車でも起こる事なので、リアルと言えばリアルなのですが、ゲームで再現しても
意味がありません。
何故なら、大型筐体で体を揺するのでない限り、ゲームで減速Gを体感させることは出来無いからで
す。
つまり、ロック直前の踏み力をコントロールすることが不可能なのです。
不可能な事を無理強いしても意味が無いので、今まで他のレースゲームでは(幾らリアルを謳って
も)、 ブレーキロックに関しては敢えて無視していただけなのです。
それをわざわざ取り上げて、「リアルで御座い」などとのたまうとはチャンチャラ可笑しい事です。
×:グラフィックが綺麗な割にコースの情況が判別し辛いです。
×:コースレイアウトが、どれもこれも皆異常です。
コーナーの進入の道路幅が8メートルも10メートルも有るのに、出口で3メートル以下に成る無茶苦
茶なサーキットが何処の世界に…
×:真っ直ぐ走っているだけでクルマの動きが変です。
まるでダンパーが無いかの如く、フワフワと上下に揺れます。
×:アクセル全開で旋回しているのに、車速がみるみる低下して行きます。
たしかに旋回中の車輌は、旋回抵抗に因って運動エネルギーを失って速度が落ちます。
しかし、それは駆動力が掛かっていない時の話に限られます。
駆動力が掛かっていれば、車速が落ちた分空気抵抗の負担が軽くなるので、ある程度以下には減
速しません。
この程度の事、小学生でも分かりそうな物ですが・・・
×:ゲームに登場するクルマのスペックが、実車と懸け離れ過ぎています。
いちオーナーとして言わせて貰いますが、エボ5のエンジンが9000rpmも回ったり、ノーマルのパワ
ーバンドが7000rpmからだったりする訳無いっしょ。
どうやって街乗りするんですか(笑)。
×:チューニングカーに変な幻想を抱き過ぎです。
幾らノーマルと云えども、エボ5がフルチューンの軽自動車に負ける道理がありません(超狭い峠って
んなら話は別ですけど)。
×:収録されたコース数が少ない。
×:ウリのオリジナルカーを作成する為には、糞詰まんないレースを何十何百も繰り返して資金を溜め
なくてはなりません。
到底やってられないです。
Youtube より無断拝借
20年前、グランツーリスモに宣戦布告した「SegaGT」の魅力
https://youtu.be/vp-Z4aZbkto560x315
560x315
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「ゼロガンナー2」
□縦横360°方向スクロールシューティング
■Bボタンを押すと【ゼビウス】の地上攻撃位置表示のようなゲージが表示され、Bボタン+十字キーで
ゲージを中心に自機が回頭する。 これで360°方向に攻撃するのだ!
○:ひとつ間違えれば、セガサターンの【ガーディアンフォース】になってしまいそうなシステムを、攻撃
方向を変える必然性のある敵配置や、調整された敵弾幕、
画面端から現れる敵機と接触してもミスと見做さない・・・などで遊び易く調整してあり、他と一線を画す
るオリジナリティ溢れる縦スクロールシューティングに仕上がっています。
○:自機を中心にして方向を変えず、敢えてゲージを中心にして方向を変えることによって、360度方向
へ攻撃する仕様になっています。 このおかげで予想外の弾除けがなされることがあり、下手救済に
なっています。
○:キレイで肌理細かいグラフィック。 ポリゴン3Dで描かれた地上物によって表現される浮遊感。
○:彩京社製にしては、常識的な難易度。
×:アナログスティック非対応。
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「ソウル・キャリパー」
□ポリゴン3D対戦格闘アクション
■メガドライブ版【レッスルボール】以来、ほぼ8年ぶりとなるナムコ社製セガハードへのソフト供給。
プレイステーションと共通基盤を持つシステム22で稼動していた、ややマイナーな業務用対戦格闘ゲ
ームからのグレードアップ移植です。
○:PS2登場以後の現在(平成14年)ですら、ダントツの美しさを誇るグラフィック
棚引く衣装や髪の毛、そして光源処理まで完璧。 女性キャラクターの造形は見惚れるほどです。
○:ストレス無くキャラクターを操れる操作性。
○:連携技やコンボ、必殺技に頼らないゲームバランス。
○:ナムコのお家芸、多数用意されたモード。
×:完成度が勿体無さ過ぎるマイナータイトル。 練習を積んでも披露する場所がありません。
×:刃物で切り合うというシュチュエーションなのに、出血の表現がありません。
教育的配慮なのだと思いますが、なんかすっごく不自然です。
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