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松●信者に告ぐ
ここからの文章は、私のアトピー性皮膚炎を重篤化させ、あわや失明寸前という状況に
追い込んだ某脱ステロイド推奨医院が、webサイト上で公開している
「如何にステロイドが恐ろしい悪魔のクスリであり、脱ステロイドだけがアトピー性皮膚炎を治す
唯一無二の手段である」
という妄言を、極々基礎的な理科知識(義務教育レベル)を用いて論破するものです。
当該サイトは、その医院で初診を受ける際に「インターネットは見られるのか?」と聞かれ、
「はい」と答えた場合にメモが渡され、そこにアドレスが書かれています
(「いいえ」と答えると、文章をプリントされた紙を渡される ← 有償かどうかは忘れました)。
今となっては、幾ら「ステロイドを用いた通常の対症療法」に懐疑的になっていたとはいえ、
こんなモンに騙された当時の私を、助走を付けてブン殴ってやりたい気持ちになります。
冷静なら騙されない低次元な詐話ではありますが、脱ステロイドに惹かれつつある
アトピー性皮膚炎患者にとって耐えがたい魅力を放つ文章なのです
(素面になって読むとバカバカしい限りですが)。
もし、ここを訪れた貴方の友人が、某医院のサイトに洗脳され掛かっているのを見つけたら
優しく誘導してあげてください。
そんな友人が居ない貴方は、「こんなもん信じるバカが居るのかよ」と m9(^Д^)プギャー! して
頂いて結構です。
- - では、すたーと! - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
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> 当院ではステロイドを始めとする免疫抑制剤がいかに恐ろしい薬であり、アレルギーやリウマチに
は絶対使用してはいけないことを強く説明しております。
・・・基本的な皮膚医学に基づいて、極当たり前のことを当たり前に書かせていただければ・・・
ステロイドを始めとする免疫抑制剤は非常に薬効の顕著なクスリであり、注射あるいは内服の際に
投与量・投与期間を誤ると全身に副作用が及ぶ危険性があります。
また長期間に渡って連用し続けると神経系に効くクスリと同様に「慣れ」が生じ薬効が低下します。
この慣れに対し、より強い種類の免疫抑制剤を使用することは、さらに強い副作用が懸念されるので
慎重に対応されなくてはなりません。
しかし、ステロイドを始めとする免疫抑制剤は、自殺をも選択肢に入れかねないアレルギーやリウマ
チの辛い症状を、確実に緩和し得る数少ない対症療法です。 また、免疫抑制剤は、単に対症療法で
あるに留まらず、容態の悪化を防止する数少ない治療法でもあります。
ですから、クスリの副作用を恐れて、悪化する容態を放置することは大変危険です。
「アトピー性皮膚炎では死なない」というのはトンデモナイ誤解で、アトピー性皮膚炎の発現した皮膚
はバリア機能が失われ、抗原抗体反応が暴走しているために菌などに対する抵抗力がありません。
重篤化した皮膚炎患部は、感染症を引き起こして死に至ることもあります。
くれぐれも、ステロイドを始めとする免疫抑制剤の使用を安易に中止することなく、知識も実践能力も
豊富な医療機関に於いて適切に処方してもらうようにして下さい。
・・・となります。
> この理論を完全に理解されておられれば、当院での治療中にステロイドを使用されるということは
ないのですが、患者さん自身の勝手な判断で、漢方と免疫抑制剤(ステロイド、抗ヒスタミン剤、抗ア
レルギー剤)を同時に使用し、これによって治癒の時期をさらに遅らせるケースがあります。
・・・言うまでも無く、抗ヒスタミン剤も抗アレルギー剤も免疫抑制剤ではありません。
これらは、ケミカルエディターと呼ばれる痒さに関係する化学物質の作用を抑える働きをする薬です。
したがって免疫を抑制することはできません。
> これには以下の理由があります。
1.漢方は体の免疫力を高め、
・・・漢方薬に体の免疫力を著しく向上させる顕著な薬効はありません。
そんなものがあるなら、とっくの昔に、HIV患者の日和見感染対策として漢方薬が承認登録されてい
ます。
> 体内に眠るIgE抗体を呼び覚まし、無限に体内に入ってくる農薬をはじめとする化学物質に対して
の、いずれは敗北に至るであろう戦い、つまり自然後天的免疫寛容への臨戦態勢にはいります。しか
しこんな時に、ステロイドや抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤などで、逆に免疫を抑制させる作用を与え
るということは、結局何の意味も持たなくなります。
・・・アレルギー反応を沢山発生させて早くIgE抗体を使い果たすことが「自然後天的免疫寛容」の早道
であるならば、ステロイドや抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤などの化学物質を体内に入れることは、こ
の戦いがより早く敗北に至る可能性を高めるので、有意義であるハズです。
> 2.漢方薬を飲むと、体の新陳代謝が一気に促進されます。 つまり体内の古い細胞を捨て、早く
新しい細胞を創り出そうとする働きが高まります。 この時にステロイドを始めとする免疫抑制剤を使っ
てしまうと、新しい細胞までこの影響が浸透し、結局はアレルギーの治療を後退させてしまうことになる
のです。
従って、これは「松●医院の漢方とステロイドを併用するな」という次元の話ではありません。
漢方薬とステロイドは絶対に併用してはいけないのです。 病気を治すどころか、病気を作ることにな
ってしまうからです。
・・・百万歩譲って「漢方薬を飲むと」〜「後退させてしまうことになるのです。」までの御託が正鵠を射て
いたと仮定しましょう。
しかし、それでも「病気を作ることになってしまう」などという結論には至りません。
ここまでの論に従うのであれば、漢方薬とステロイドを併用すれば、折角漢方薬の効果で新しく作ら
れた細胞にまで免疫抑制剤の影響が及んでしまうので元も子もなくなってしまうだけの結果にしかなら
ないハズです。
病気を作ってしまうという表現は理論の飛躍だと思います。
> そもそもアトピーとは何なのでしょう? アトピーとは口から入ってくる食べ物や飲み物に含まれる
環境汚染物質を体内から排除する働きであります。 何故アトピーは増えたのでしょう? 文明の高度
な発達と共に環境を汚染する農薬をはじめとする化学物質が極めて多く作り出されるようになり、飲食
物と一緒に体内に侵入するようになったからです。
・・・免疫反応の暴走によって生じた皮膚発疹を「環境汚染物質を体内から排除する働き」と捉えるの
は間違っています。
そもそも何を根拠に皮膚発疹に排斥作用があると見做すのでしょうか?
皮膚発疹に体内物質を排斥する機能があるのなら、アトピー性皮膚炎の発現しない普通の人は、体
内に入った環境汚染物質をどうやって排斥しているのでしょうか?
普通の人の体内に入って不要となった物質は、基本的に尿として体外へ排出されます。
私たちアトピー性皮膚炎患者もちゃんと腎臓が機能していれば、同様に尿として不要物質を体外へ
排出することができます。
そして体を覆う肌には数多の汗腺がひしめいています。
肌から排出する必要があれば、汗と一緒に排出することができます。
わざわざ発疹を作ってまで、環境汚染物質を体内から排除する必要はありません。
それに、もし仮に発疹を作って肌から汚染物質を排出するのであれば、汚染物質を認識した場所か
ら一番近い肌に集中して発疹を作るハズです。
軽度の皮膚炎にありがちな肘の裏や頚部に多く発疹しなければならない道理が何処にもありませ
ん。
食物に反応して発生するアトピー性皮膚炎は、蛋白質と化学物質の結合した物を、アレルギー抗体
がウイルスと誤認して、撲滅するために無益な戦いを繰り広げてしまった時に生じる副産物に過ぎませ
ん。
> 何故アトピーは治るのでしょうか?アトピー患者は皮膚にわざわざ湿疹を作って、その湿疹の中に
異物を取りこみ、最後に湿疹が潰れて体外へその異物を排除しようとします。
・・・繰り返しになりますが、湿疹は、異物を体外へ排出するシステムではありません。
なぜなら、発疹の中に異物が取り込まれているのであれば、発疹が潰れた時に出る体液にはその異
物が極めて高濃度で含まれていなければなりません。 しかし、そのような検査結果は、どこにもあり
ません。
また、健常な肌の人とアトピー性皮膚炎の患者を比べた場合に、同じ物を食している限り、発疹から
環境汚染物質が排出されている分、アトピー性皮膚炎患者の方が体内に残る環境汚染の量が少なく
なるハズです。 しかし、そのような臨床統計もまた何処にも無いのです。
> 異物である敵は無限に食べ物から入ってくる化学物質であり、
・・・彼は、アトピー性皮膚炎の全てが食事によって体内に取り込まれたものに反応して起こると限定し
ていますが、それは間違っています。
アトピー性皮膚炎は何も食物に反応してのみ起こるわけではありません。
食物に反応して起こるアトピー性皮膚炎は幼児期の一部だけです。 大半はバリア層の破壊された
皮膚が過敏になっていて起こります。
バリア層の破壊された皮膚とは、いわば真皮を剥かれたような状態ですから、ダニの死骸や花粉は
もちろん、自分の汗や垢などに対しても反応します。
つまり、バリア機能の低下した肌に異物が付着 → バリア機能が弱いので、異物の中の蛋白成分が
肌の深部へ侵入 → 免疫システムが機能(暴走)→ 神経伝達物質がケミカルエディターに作用という
仕組みです。
> それを排除する武器は有限であるIgE抗体であります。
・・・単位時間に製造されるIgE抗体は有限ですが、IgE抗体の製造自体が打ち切られるわけではありま
せんから、その人が生き続ける限りに於いてIgE抗体は無限であると捉えるべきです。
> 排除しても無限に繰り返し入ってくる化学物質を永遠に排除することは不可能であり、有限は無限
に絶対に勝つことはできないからです。ただ戦いの後に見られる皮膚の傷を治し、その傷に繁殖する
黄色ブドウ球菌さえ殺すことを繰り返せば、体の中で起こっている異物を排除するアトピーの戦いは敗
北に至ります。
・・・松●信者は気付かないのかも知れませんが、普通の人が普通にこの文章読めば、思わず吹き出
してしまうことでしょう。 なんと、何故アトピーの戦いが敗北に終わるのかが何処にも書かれておらず、
いきなり結論付けられています。
> つまり体の中でIgE 抗体がいずれ作られなくなってしまい、汚染環境との戦いに負けて環境と
共存せざるを得なくなり、最後には症状は自然と消滅してしまうわけです。
・・・体の中でIgE抗体が作られなくなってしまえば、それはHIV患者と同じ状態です。
たしかに、ステロイドなどの免疫抑制剤の使用を中断したアトピー性皮膚炎患者は、炎症が悪化した
皮膚のバリア機能が著しく低下するため、非常に皮膚が感染しやすくなります。 しかし、これは体の中
でIgE抗体が作られなくなった所為ではありません。
> この原理を発見したのは世界で私が最初であり、これを自然後天的免疫寛容と名付けています。
・・・さすがにこれだけ無茶苦茶な原理を発見したのは松●医師だけでしょう。
ただし、それは「実は太陽は熱くない」とか「光速不変の法則は崩された」とかいうトンデモ理論と同じ
意味で世界に唯一の松●理論だというだけのことです。
> 昔も天然の化学物質に対してアトピーを起こす人もいましたが、放っておけば自然に治ったもので
す。
・・・昔はそこいら中に雑菌が溢れかえっており、それら雑菌などから体を守るために免疫反応がフル
回転しなければならなかったのです。 ですから、免疫反応が暴走し得る余裕が少なかったので患者
数が少なく、罹患しても早期に軽快化したに過ぎません。
また、重篤なアトピー性皮膚炎患者が居た場合、そこいら中に溢れかえっている雑菌に日和見感染
を起こし、アトピー性皮膚炎以外の病名で呼ばれる患者になってしまいます。
これらの理由によって昔と現在のアトピー性皮膚炎患者数が違うだけの話です。
昔は放って置いても必ず自然に治ったというのは暴論と言わざるを得ないでしょう。
> 私の理論と実践により全てのアトピー患者を治していますが、いかに私が大声をあげてアトピ−が
治るといっても得をするのは私だけですから簡単に信じてもらえないでしょうから、ここに治ったアトピー
患者さん自身が書かれた証拠をお見せしましょう。
・・・少なくとも私のアトピー性皮膚炎は治せなかったようです。
もちろん、彼にしてみれば途中で勝手に戦線離脱した私などは、治せなかった患者の数に入らない
のでしょうが。
> 患者さん自身はこのような手記を書いても利益を得ることは全くありませんから、書いてもらえない
アトピーの患者さんはゴマンといます。
・・・これら手記が捏造でないという証拠は何処にもありません。
初診の際に、「必ず治してあげるから、治る過程を手記にして提出しなさい。 それが治療の交換条
件だよ」と何度も何度も繰り返されるので、手記が実際に治った患者のものであるかのような錯覚を覚
えます。
実に巧妙な暗示方法だと思います。
> ただ書いてもらった患者さんはアトピーをステロイドで治すことができないどころか、ステロイド皮膚
症で苦しんだ事実を世の中の人に知ってもらいたいという純粋な正義感だけで書いてくれたことがお分
かりになるでしょう。
・・・ま、後で詳述しますが、ステロイドをいきなり中断して健常な肌に戻れる人は、アトピー性皮膚炎を
原疾患として持たないステロイド皮膚症の人だけですからね。
治った人全員が、かつてステロイド皮膚症で苦しんでいたっていうのは事実でしょう。
> 論より証拠です。いかなる重症のアトピーも最後は治るのです。
・・・そりゃあ治りますよ。
人間いつかは死にますから。
> 松●医院のアトピー治療に励む人達に一言。 アトピーは必ず必ず治してあげますから、治ってい
くまでの過程を必ず写真に撮って下さい。 さらにアトピーが治った時には手記を書いてもらいます。
「写真と手記」この二点は必ず実行すると約束してください。 アトピーが治ったと私が如何に叫んだと
ころで誰が信用するでしょうか? アトピーが治るという証拠はあなたがた自身なのです。 皆さんの
「写真と手記」がアトピーは完治するという証明の一助となるのです! 世の中を少しでも良くしましょ
う!!
・・・「写真と手記」を必ず実行すると約束させてから治療を始めるわりに、「書いてもらえないアトピーの
患者さんはゴマンといます。」というのも笑えますねぇ。
余程人徳が無いのでしょうか(笑)。
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