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クルマ雑学

公道で「抜き」はアリ?
【問】峠を走っていたら、煽られた挙句に抜かれました。 煽られたので譲ったのですが、狭い峠道だっ たので、もう少しで接触するところでした。 最近は、ああいうのがアリなのでしょうか?
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【答】アリなわけないでしょう。 ナシですよナシ。
 これもあの「頭文字が巨乳」とかいう漫画の影響なのだと思われますが、あれはギャグ漫画ですよ。
 狭い峠で抜きつ抜かれつの競争をするということは、自殺行為以外の何者でもありません。

 常識で考えれば判ることですが、狭い峠では相手が意図して譲らない限り抜くことはできません。
 これは簡単な計算でも判ります。

 相手のテールから3メートル後方の距離から相手を追い抜いて、相手のフロントバンパより3メートル 前へ抜き出るまでに必要な相対距離差は、クルマの全長が各々4メートル半だと仮定して、15メートル になります。

 一方、速い相手を先行させた時に、少しずつ離されてしまう程度の差であれば、平均速度はほんの 数キロしか違いません。
 片道のラップタイムが2分、平均速度60km/hのコースを想定しますと、その全長は単純計算で2km。
 このコースで、先行させた速い相手が、コース全長の半分までの間に、こちらを50メートル引き離すと 仮定しましょう。
 このくらいの違いがあれば、確実に「くそ〜、アイツ結構速ええっ!」と感じるでしょう。
 コースの半分、つまり1分間掛けて50メートル離されるということは、平均時速3kmの違いでしかあり ません(50M×60min=3000M/h)。
 平均時速差3km/hで15メートルの距離を進むには、18秒も掛かります。
 18秒間あれば、60km/hで走るクルマは、300メートル(!)もの距離を進みます。
 もし、こちらが先行して、速い相手が後追いならば、速い相手がこちらを抜き去るまでに、相手は 延々300メートルも対向車線を走らなければなりません。

 同じコースで相手がもっと速く、コース全長の4分の1までの間に、こちらを50メートル引き離すと仮定 しましょう。
 これなら、確実に「くそ〜、アイツ超絶速ええっ!」と感じるでしょう。
 しかし、それでも、こちらが先行すれば、相手が抜くために走る対向車線の距離は、150メートルもあ るのです。

 一方通行ならいざ知らず、片側一車線の狭い峠道で、150メートル以上も対向車線を走ることが如何 に危険かは、述べるまでもありません。

 エスケープゾーンがないことの危険性を無視しても、抜きつ抜かれつが可能なのは対向車線のない 道路だけです。
 たとえ自殺願望が強くても、真っ向から正面衝突すれば、自分のみならず対向車の搭乗者までも死 なせてしまいます。 そして、それは決して許されることではありません。

 物理的にありえない魔球を漫画で読んで、同じ球を投げようとする者は誰もいません。
 ギャグ漫画はギャク漫画として楽しむべきものです。
 アレを真似て公道でバトルをするのは、正義の味方を幼児が真似るのと何ら変わりありません。
 免許を取得する年齢になっても、オツムが幼児のままの馬鹿と張り合うこともまた、低次元の極みで す。
 車線を守って走るクルマと、対向車線まで食み出して走るクルマを比べた場合、余程の腕の差か、あ るいはクルマの性能差がない限り、絶対に後者の方が速いです。
 まともな神経の前者は、キチガイの後者と張り合うべきではありません。
 峠で煽られたら、ハザードを点けて道路の端へ寄せて減速し、やりすごしましょう。
 貴方は、ギャグ漫画を真に受けるほどの馬鹿ではないのですから。


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