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三菱ランサーエボリューション5型について

油脂交換
 エンジンオイルの交換は、語るよりも見る方が手っ取り早いと思います。
 エンジンオイルクーラーの追加等が無ければ、オイルフィルターもドレンプラグのスグ傍にありますし …。

 ここでは、トランスミッションオイル、フロントデフ(=トランスファー)オイル、リアデフオイル、そして AYCフリュードの交換について、メーカーの整備要領書から抜粋して転記しておきます。

エンジンオイルの交換は、語るよりも見る方が手っ取り早いと思います。 
 エンジンオイルクーラーの追加等が無ければ、オイルフィルターもドレンプラグのスグ傍にありますし  …。 

 ここでは、AYCフリュードの交換、AYC油圧作動油の交換、リアデフオイル、トランスミッションオイ ル、フロントデフ(=トランスファー)オイル、について、メーカーの整備要領書から抜粋して転記してお きます。 

 
■ トルク移動機構部
 (1)ドレーンプラグを取外し、ギヤオイルを排出する。
 (2)ドレーンプラグを取付け、規定トルクで締付ける。
 (3)フイラープラグを取外し、指定ギヤオイルをフィラープラグ穴下端まで補給する。
  指定ギアオイル:三菱純正ダイアクィーン AYCフルード
  使用量:0.7リットル
 (4)フィラープラグを取付け、規定トルクで締付ける。



 ちなみに、AYCフリュードとよく間違えられるAYCの油圧オイルの交換は以下の通り。 

■フルードレベルの点検
(1)トランクルームにあるメンテナンスリッドを取外す。
(2)<MUT−U非使用時>
 走行した場合は常温(10℃〜30℃)の状態で車両を停止し、アキュムレーター内の圧力を下げるた め 5分以上放置する。
◆ 備 考
・外気温が10℃以下の場合は放置する時間に余裕を持たせる。
 <MUT-U使用時>
 MUT-Uを16ピンダイアグノシスコネタターにセットする。
 イグニッションスイッチをONし、MUT-Uを操作して油圧ユニットを強制駆動(アイテムNo.11)させ、ア キュムレーター内の圧力を抜く。

◆ 注 意
・MUT−Uの接続及び切離しは、必ずイグニションスイッチをOFF位置にして行うこと。

◆ 備 考
 1.強制駆動(油量確認モード)は油圧ユニットの方向弁を左右に20回作動させ、その後自動的に作動を解除する。 また、 MUT-U
  のクリアキーにより強制的に駆動を解除することができる。
 2.フュイルセーフにより機能停止している場合は、油圧ユニットの強制駆動は実施できない。

(3)オイルリサーバーのフルードレベルがMAX〜MIN間にあることを確認する。
(4)フルードレベルがMAX〜MIN間に無い場合は指定フルードを補給する。
 指定フルード:三菱純正ダイヤクィーン ATF-SPU
(5)メンテナンスリッドを取付ける。

■エア抜き
(1)車両をリフトアップする。
(2)MUT−Uを16ピンダイアグノンスコネクターにセットする。
◆ 注 意
 ・MUT−Uの接続及び切離しは、必ずイグニションスイッチをOFF位置にして行うこと。
(3)イグニションスイッチをONする。
(4)MUT-Uを操作して油圧ユニットを強制駆動(アイテムNo.10)させる。



 そして、実作業の際にAYCフリュードと間違え易いリアデフオイルは、こう。 
 
■ギヤオイルの交換
 ディファレンシャル部
(1)ドレーンプラグを取外し、ギヤオイルを排出する。
(2)ドレーンプラグを取付け、規定トルクで締付ける。
 締付けトルク:49一合Nm(5.0kgfm)
(3)フィイラープラグを取外し、指定ギヤオイルをフィラープラグ穴下
  端まで補給する。
 指定ギヤオイル:
  三菱純正ダイヤクィーン スーパーハイポイドギヤオイル
  (GL-5)
 使用量:0.41±0.02リットル
◆ 備 考
 ・10℃以上#90、10℃以下#80 
(4)フィラープラグを取付け、規定トルクで締付ける。



つぎに、トランスミッションオイル。 
 
■トランスミッションオイルの交換
(1)オイルドレーンプラグを取外して.オイルを排出する。
(2けイルドレーンプラグを憩定トルクで締付ける。
 締付けトルク:32Nm(3.3kgfm)
(3)オイルフイラープラグを取外し、オイルをオイルフィラープラグ穴
 下部まで注入する。
 トランスミッションオイル
 銘 柄:三菱純正ダイヤクィーンマルチギヤオイル<75W/85W>
 油 量:2.8リットル
(4)オイルフイラープラグを規定トルクで締付ける。
 締付けトルク:32Nm(3.3kgfm)



最後に、実作業の際にトランスミッションオイルと間違え易いフロントデフオイル(=トランスファーオイ  ル)。 
 
■トランスファーオイルの交換
(l)オイルドレーンプラグを取外して、オイルを排出する。
(2)オイルドレーンプラグを取付け、規定トルクで締付ける。
 締付けトルク:32Nm(3.3kgfm)
(3)オイルフイラープラグを取外し、オイルをオイルフィラープラグ穴
 下端まで注入する。
 銘柄:三菱純正ダイヤクイーン スーパーハイポイドギヤオイル
     (GL−5)
 油量:0.53リットル・・・W5M52
    0.62リットル・・・W5M51
(4)オイルフィラープラグを取付け、規定トルクで締付ける。
 締付けトルク:32Nm(3.3kgfm)


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