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@「パラッパラッパー」
□リズム・アクション
■画面上の指示に従ってボタンを押すだけ。 ただしタイミングが合わないとミスになります・・・ただ
それだけ。 ただそれだけなのですが・・・
○:紙人形の様なキャラクターがぐにゃぐにゃと動くのは見ているだけで楽しい。
×:生まれつきのリズム音痴にとっては、果てしなく敷居が高いです。
画面の指示通りにボタンを押しているにも拘わらず、全く先へ進めません。
何故、何がどう駄目でクリア出来ないのかが分からないので、非常
に理不尽に感じます。
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「ヒザノウエノドウキョニン」
□育成シュミレーション
■危な過ぎるネコ耳少女育成ゲーム。 でもパソコンじゃないからHは無し。
×:幼女のイラストを描かせたら右に出る者の居ない都築和彦氏の原画が台無しの悲惨なグラフィッ
ク。
×:観るだけで、やる気がみるみる失せていく呪文の様なオープニングアニメ。
×:プレーヤーに出来る事が余りにも少ない。
言い寄る人間の女共を振り払ってネコ耳に没頭し(←アブナイ)、深夜にじゃれ合うだけです。
×:最後は人間になれて万々歳なのですが、個人的にはネコ耳のままの方が・・・(←おいおい)。
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「ファイナルファンタジー7」
□コマンド選択型RPG
■任天堂を裏切ったスクエアが、プラットホームをプレイステーションに移して作った新作。
○:ゲームシーンのリアルタイムポリゴンCGから、ムービーのCGへスムーズに移行します。
さりげないが凄い技術だと思います。
×:ストーリーが最低最悪です。
矢鱈と人が老若男女を問わず死んで死んで死に捲くるのも非常に不愉快ですが、それ以上に不愉
快なのがエンディングです。
「主人公達は一生懸命頑張りましたが駄目でした」は無いでしょう。
結局黒魔法メテオが人類とその文明を焼き尽くしてしまうのであれば、何の為に主人公は闘ってきた
の?
実社会なら努力が報われないなんて日常茶飯事ですけど、これはゲームでしょ?
プレイヤーの努力を水泡に帰して、「ドンデン返しのオチ」を付けたつもりなのでしょうか?
『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版じゃあるまいし、余りと言えば余りに陳腐です。
文句無しに『ムカ付いたゲーム』の一位です。
×:ゲーム途中でヒロインが唐突に殺されてしまう・・・のですが、これが余りにも演出不足。
そのシーンに至るまでの間に、彼女へプレイヤーが感情移入する要素がほとんどありません(強いて
言えば『ゴールド・ソーサー』でのデートイベントくらいでしょうか?)。
ですから、そのシーンが来るまで、プレイヤーは彼女を単なる戦闘要員としてしか捉えられないので
す。
しかも、そのシーンまでの間に色々な登場人物が死んで死んで死に捲くります。
登場人物がお涙頂戴的に死ぬのに慣れて麻痺してしまいます。
麻痺してしまってから彼女は殺されるのです。
正直な話「あ、殺されちゃった」程度にしか感じませんでした。
もうちょっと考えて作れ。
×:戦闘シーンでの召還獣のムービーが長い。
一体に付き2分間位ムービーが流れます。
鬱陶し過ぎます。
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ファイナルファンタジー8」
□時間制限付きコマンド選択型RPG
■約30億円と云う巨費を投じて作られた、スクエア看板RPGシリーズ。
×:既存のRPGの概念を打破しようとする試みは評価したいと思います。
しかし、ちょっと難解すぎませんか?コレ。
本作ではレベルをしないようにプレイする事が求められます。
と云うのも、自キャラがレベルアップすると、敵キャラもレベルアップするのですが、強くなる度合いは
敵の方が大きいのです。
つまり、レベルアップすればする程、先へ進むのが困難になってしまいます。
ではどうするのでしょうか?
本作は、本作オンリーの奇怪なシステム『ガーディアンフォース(以下GF)』を以って対応策としてい
ま す。
GFとは言ってみれば背後霊の様な物で、GFにアイテムを載せると自キャラが強くなるのです。
しかし、この「GFにアイテムを載せる」と云うシステムの概要に対する説明が稚拙で理解し難い(私の
頭が悪いってのも当然ありますが)。
一応チュートリアルもあるにはあるのですが、「とりあえず手順だけ」を説明してくれるだけなので、そ
れだけでは、何をどうすればどう強くなるのか理解できません。
取扱説明書は勿論、メーカー純正の「完全版」攻略本まで買って読みましたが、読んだだけでの理解
は無理でした(もちろん、私の頭が悪いからですが(※注))。
一旦ゲームを開始して、試行錯誤を繰り返し、十時間以上プレイしたころになって、ようやく事の次第
が理解出来るようになりました。
ところが、ようやく事の次第が理解出来ても時既に遅し、レベルアップで崩れてしまったバランスは元
に戻りません。
結局、いちからやり直す破目になってしまいました。
注:多分一番分かり易く丁寧な説明をされているサイトの記事 → http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/6160
/ff8/ff8faq.htm
×:世界観が余りにも歪(いびつ)過ぎます。
初っ端からいきなり、主人公は傭兵学校の生徒と云う凄惨な設定で、卒業試験と称する実戦(つまり
は殺し合い)の現場へ投入されてしまいます。
この、フルメタルジャケットかハンバーガーヒルか?って云う陰惨な環境にも拘わらず、登場人物の
性格が誰も彼も皆、信じられない位軽い。
主人公以外の傭兵学校の生徒なんて、まるっきりトレンディードラマに出てくる高校生そのまんまで
す。
ダンスパーティはやるわ、学園祭はやるわ。
女教師は生徒に色目を使うわ。
ファンキーモンキーティーチャーの世界なのでしょうか?これは。
陰惨な設定と全く噛み合っていません。
敢えて喩えるなら、吉本興業が演じるプライベートライアン?
こんな異様な世界に感情移入するのは無理があり過ぎます。
話が進むと歪な世界観は更に加速度を増します。 まず、普通の物語しか嗜んで来られなかった方
は、違う次元に置いてきぼりを食らうこと間違いありません。 幼稚園児が思い付きで話すオリジナル
童話と大差ない冗談みたいな展開に付き合えるヒトは、「仙人のように全てを悟った“オトナ”」か、ある
いは、「ドローの繰り返しでゲームが遅々として進まない所為で、今までの展開を忘れてしまっている
“シアワセなヒト”」です。
秘技コードの類を使って本作オンリーの奇怪なシステムをキャンセルするのは、止めた方がイイです
よ。 こんな奇怪なストーリーがトントン拍子に進むのを見ていると、コチラの頭がオカシくなりそうで
す。 本作オンリーの奇怪なシステムに打ちのめされた私は、カラット社製のPS1用秘技コード集
【CDX3】を使って先へ進みましたが、タダでさえアルコール性痴呆(認知失調症)の進んだ脳細胞を随
分と破壊されてしまいました。 麻薬を打ちながらプレイすると、シナリオライターとシンクロ出来て楽
しそうだと思いますけどネ。
×:例によって例の如く、召還魔法を唱えると、数十秒もの演出映像を延々と垂れ流します。
ま、今回に始まったことじゃない、スクエアらしい愚図さとは言う物の、今回は今まで以上に問題があ
ります!
と云うのも、非アクティブモードがありません。
非アクティブというか、前作までのアクティブモードは、こっちのターンになると入力待ちで一時的に時
間の経過が止まるモードを選択することが出来たのですが、本作はこっちのターンになっても相手の攻
撃が繰り返される凶悪なマジ・アクティブモードONLYなんです。
ですから、前作では、召還魔法を唱えたら、TVに切り替えるなり、他のゲーム機器で遊ぶなり、便所
に行って糞 垂れるなり、くだらない演出映像を見ないで済ませる事が可能でした。
しかし、今回は召還魔法の演出映像が終わると、こちらの入力のあるなしに拘わらず、敵は攻撃をし
ます。
と云う事は・・・、鬱陶しいからとTVに切り替えるなり、他のゲーム機器で遊ぶなり、便所に行って糞垂
れるなりしていると、ボコ殴りにされてゲームーオーバー!
と云う事は・・・、ゲーム開始からエンディングまで数百〜数千回にも及ぶ戦闘で、毎回毎回数十秒×
数回の演出映像を延々と眺め続けなくてはならないワケです。
これは辛いですよ。
ひょっとしたらメーカーは分かってわざわざ煩わしく作ってあるっぽいんですけどね。
というのも、GFの召喚をしなくても戦闘が終了する救済策を用意しているらしいので(私はそこまで辿り着
く前に(やり直しプレイは序盤で)投げてしまいましたが)。
救済策を用意するくらいなら、遊んで愉しいゲームを作って欲しかった。 てゆーか、一度アニメー
ションをフルに表示した敵キャラは、二度目以降アニメーションをカット出来る仕様にするだけでイイん
ですよ。 それなら私もやり直しプレイに耐えれたと思います。
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「フィロソマ」
□縦/横/ポリゴン3Dシューティング
■盛り合わせ定食みたいなシューティング。 面毎にシューティングの形態が違います。 ウリは面
クリア後に垂れ流されるムービー。 ゲームの作りはかなり等閑。
×:CGのムービーを挟んで、縦/横/3Dのシューティングをプレイ、其の点数でマルチエンディングに
至るのですが、肝心のゲーム部分が酷い手抜きです。
操作性は悪いわ、当り判定はキツイわ。
そのクセ、難易度だけは低く調整されているから、ひたすら面白くありません。
×:縦スクロールの面で、自機の耐久度や得点が画面上部に表示されています。
当然縦方向の長さが減ってしまう訳で、横画面の縦スクロールとしては致命的欠陥です。
テストプレイしてみて誰も気付かなかったのでしょうか?
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