|
「スター・ソルジャー」
□3Dタイプの縦スクロールシューティング
■あの高橋名人監修。 秒間16連射ネタもあります。
×:幾らN64の開発負荷が高いと言っても、この出来はあんまりです。
一応3Dの体裁を採っているものの実は擬似3Dで、中身はファミコン版から進化していません。
グラフィックは旧世代機以下で、自機も敵機も動きが遅く、メカデザインなんて三角定規に色を塗った
だけにしか見えない御粗末さ。
とても商品と呼べるレベルにありません。
たしかにN64は開発し辛いハードらしいですが、開発者のスキルが低くて手に負えないと思ったら、
その時点で辞めるべきです。
無理矢理カタチにして売っちゃイカンです。
買わされる客の身になれ、馬鹿者。
というか、金返せ。
|
|
|
|
|
「スター・フォックスロクヨン」
□ポリゴン3Dシューティング
■スーパーファミコンで発売された同タイトルのリメイク。
○:オマケの四人対戦が面白い。
操作するために、A/Bボタンの他に2つのCボタンを押さなければならないので、操作を覚えるのに
若干の慣れが必要。
だが、その敷居の高さを割り引いても尚、四人対戦が熱くて楽しい。
×:ロースペックマシンでポリゴン3Dを実現すると、それだけでユーザーは喜んでくれます。
しかし、Nintendo64ならポリゴン3Dなんて出来て当然です。
そうなると剥がれるのが、化けの皮。
軌道の読み難い攻撃を平気で仕掛けてくる敵/背景に懲りすぎて見え難くなる敵機・敵弾/四つのC
ボタンをフルに使わせる繁雑な操作/避けたつもりが当ってしまう当り判定の大きさ
・・・などなど、四人対戦の楽しさと比べると、本編の1Pプレイの出来の悪さが目に付きます。
|
|
|
|
|
「ゼルダの伝説〜時のオカリナ」
□アクションパズル
■RPGを謳っているが、本質的にアクションゲーム。
サクサクと進めなくしたスーパーマリオみたいな感じ(笑)。
○:本当にそこにあるのかと思わせるほど作り込まれた世界観。
×:序盤の難易度設定が低く取っ付きが良いのに、中盤以降掌を返したように難しくなってしまいま
す。
アクションゲームなのですからある程度は仕方が無いと思います。
普通のアクションゲームならそれで良いでしょう。
たとえば、【スーパーマリオ64】や【ソニック・アドバンチャー】なども序盤は簡単で中盤以降徐々に難
度が上がっていきます。
ただ、このゲーム以外のアクションゲームは、自分のクリアできる範囲を繰り返して愉しむことが出来
ます。 それに比べるとこのゲームはイベントをクリアして先へ進みますので、[ 自分でクリアできる範
囲を繰り返して愉しむ ] = [ イベントクリアの実績をリセットしてイチからやり直す ] になってしまいま
す。
それが割り切れるなら何の問題もないのですが、割り切れない人にとってこの中盤以降の高難度は
いただけません。
×:キャラクターの方向を微調整できません。
にも拘わらず、制限時間付きで微調整が要求されます。
×:謎解きが超難解。
しかも、回答が一つしか許されません。
序盤の謎解きは概ね常識で判断可能な範疇に留まっていますし、やれることも限られていますので、
思いつくことを片端から試せば概ね解けます。 アクションの難度もそれなりに易しいですし。
ところが、中盤以降は、常識にそぐわないといわざるを得ないようなかなり奇天烈な正解に気付かな
いと何をやっても先に進めなくなる状況に度々遭遇します。
というのも、中盤以降はアイテムを使ってやれることが多すぎ、なおかつ、アクションの難度もかなり
高くなってしまうからです。
果たして自分の思い付いた解法が間違っているのか?それとも、アクションの技術が未熟で届かな
いのか?が分からないことがあるのです。 ジャンプがオートなので、「ジャンプのタイミングが的確で
はないから届かないのかも?」という可能性が無いのは助かるのですが…
しかも、画面が暗くて、パッと見でまず気が付かない陰にスイッチが隠されていたりするのはチョッチ
意地悪が過ぎるでしょう。
これでは悪い意味で個人の想像力を否定しているといわざるを得ないように思います。
難解なのはイイんです。
でも、あくまでパズルとして楽しめる難解であって欲しいと願います。
私がこのゲームに対して期待するのは、「折角世界観を丁寧に構築しているのだから、現実世界が
そうであるのと同じように幾つかの解答を用意する」…ということです。
たとえば、現実世界で瓶の蓋が固く締まって開かない時、怪力じゃない私が選択できる手段は、コン
ロの火で炙ったり、クルマのファンベルトを工具に代用したり、ネジ蓋開け専用の工具を買ってきたり、
最後は釘で数箇所穴を開けて、ブリキ鋏で蓋を切り裂いたり…幾らでも解決方法があるワケですよ。
何でもかんでも有効にしてしまったら、もはやそれはゲームとしての謎解きではなくなってしまいます
ので程度問題だと思いますが、「誰でも思いつくけど超絶操作テクニックが必要」と「ちょっと思いつかな
いようなひねくれた解法だけど操作は簡単」の2種類くらいは回答を用意してくれても良かったんじゃな
いかな?と思います。
贅沢な要求かも知れませんが、オモチャですからね。 愉しいことが基本でしょ。
まぁ、任天堂はゲームをコミュニケーションの手段の一つと捉えていると思われますので、この意地
悪難度もコミュニケーション用ツールと考えれば納得が行くんですけど。
学生や社会人でも若い世代なら、友人同士で和気藹々とゲームの情報を交換しあってクリアすること
も十分に可能だと思います。
あるいは、社会から脱落した「引き篭もり」なら、一日中ゲームし続けることが可能ですから、ありとあ
らゆる手を試せるので、独りで攻略することも可能でしょう。
ですが、普通に社会生活を営む社会人が、限られた可処分時間でクリアしようと思ったら、攻略本が
必須なのではないでしょうか。
×:任意に視点を調整することができません。
その所為で、視点を変更するために仕切り直しをしなくてはならないことが度々あります。
×:何処でもセーブできるのですが、再開は特定のポイントからしかできません。
これはハマリ対策なのだろうと思いますが、しばらく遊ばないでいると、次に何処へ行って良いのか分
からなくなってしまいます(単に私の頭が悪いだけなんですけど)。
|
|
|
|
|
「ディディーコング・レーシング」
□ポリゴン3Dレースゲーム
■海外版【マリオカート64】? 自動車以外にも飛行機やホバークラフトなどが登場します。
○:海外ゲームにしては珍しく操作が簡単。
○:独りプレイでもそこそこ遊べます(【マリオカート64】は独りじゃ詰まらない)。
×:独りプレイで難度が低いのは極々序盤だけです。
直ぐにワンミス即負けの激辛高難度に豹変します。
×:象の神様との競争は、コース上に分岐があるので、何処を走れば良いのか分かりません。
その癖に、間違ったコースを走ると失格になります。
かなり理不尽で腹立たしいです。
|
|
|
|
|
「デュアル・ヒーローズ」
□ポリゴン3D対戦格闘アクション
■任天堂からそれ用のシステムツールが配布されたのでしょうか?
この頃、N64用の対戦格闘ゲームがやたらに発売されました。
これもその中の1作です。
×:キーレスポンスが悪いです。
殆どプレイステーションの【にとうしんでん】並。
×:しゃがみ小キック連打どころか、立ち小パンチ連打だけで対CPU戦に完全勝利出来てしまいます。
バランス調整ってしなかったのでしょうか?
×:CPUが激馬鹿です。
ダウン攻撃を明後日の方向へ仕掛けて、勝手にリングアウトしてしまいます。
ワザと負けられているみたいで不愉快です。
×:全てのステージは、背景の色が違うだけで何の特長もありません。。
×:インターフェイスが異常に使い辛いです。
右手親指1本でP/K/Gを使い分けろなんて無茶苦茶です。
×:操作に3Dスティックを使う意味がありません。
×:キャラクターに貼られているテクスチャーと背景のテクスチャーの模様が似ているため、目がチカチ
カします。
水面の油膜の模様みたいなテクスチャーをみつめていると、コメカミの奥がズキズキしてきます。
|
|
|