更新の際に構造を変える事があります。 構造を変えるとアドレスが一から再配分されますので
ブックマーク等でお気に入りのページに飛んだ際に、目的と違うページが表示されることがあります。
その場合は画面一番下の [ TOP ] からトップページへ移動して、トップページから
目的のページへ移動してください。 お手数ですがよろしくお願いいたします。


ドライヴィング理論

(06) ミッドシップの挙動変化が急激な理由は?
【問】 ミッドシップは挙動変化が急激なので初心者には制御し難いと聞きました。
 その理由は?
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
【答】 慣性マスが中央に寄っているので、ヨー運動に掛かる慣性力が小さいからです。

 ヨー運動とは、俯瞰した時にクルマが自転している様に見える動きの事です。
 ヨー運動の回転速度をヨーイングスピードと称します。

 中心部が重い独楽と、外周部が重い独楽を比べても判る通り、中心部が重い独楽は軽い力で紐を 引いても高速回転に成り易く、折角高速回転に成っても他の独楽とぶつかれば簡単に回転速度が減 速してしまいます。
 
 最大の重量物であるエンジンを重心近くに積むミッドシップは、中心部が重く外周部が軽い独楽に似 ています。
 前後輪のヨーモーメントの差が小さくてもすみやかにヨー運動を開始する反面、ヨーイングスピードが ヨーモーメントの変化にリニアに反応して増減するのです。
 このため荷重変化に因って生じた各輪のグリップ力の変化が、ヨーモーメントを変化させるとスグにク ルマの向きが変わってしまうのです。
 そして、それはドライバーが意図しない荷重移動に対しても起こりますから、限界域の挙動が神経質 だと言われるのです。

 なを、量販ミッドシップの大半はFF車の部品を流用して作られています。
 このようなクルマはエンジンが非常に高い位置に搭載されています。
 この所為で、横Gの変化に対する左右方向への荷重移動量が、非常に大きくなっています。
 この様なクルマでS字カーブを駆け抜けると、切り返しの際に過剰な荷重移動が起こります。
 ミッドシップと言ってもエンジンがド真中に搭載されている訳では無く、後輪寄りに搭載されていますか ら、過剰な荷重移動は後輪の接地圧を著しく偏らせます。
 そのため後輪の左右タイヤの合計グリップ力が低下してスピンモードに入ることがあります。
 これは非常に危険な挙動特性ですが、「ミッドシップだから」ではなく、「開発&製造コストをケチり過ぎ たから」起こる現象であることに注意しなければなりません。 


トップへ
戻る
前へ
次へ