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オイル及びオイル添加剤

【添加剤】 〔5〕 オイル添加剤に根強いファンがいる訳は?
【問】後足しのオイル添加剤が本当に有害なら、何故あんなに根強い愛好者が
居るの?
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【答】★文中において、用品店などで入手できるオイル添加剤は「市販の添加剤」また 「後足しの添加剤」と称しています。  これは、オイルメーカーが製造段階で添加 している様々な成分(清浄剤/酸化防止安定剤/錆止め剤/増粘剤/油性剤/極 圧剤など)と混同しないための表現です。  オイルメーカーが製造段階で添加してい る様々な成分は「オイルに予め含まれている成分」と称して区別しております。  予 め御了承の上お読み下さいます様お願い申し上げます★

 体感できるからです。
 大排気量エンジンや高出力エンジンのエンジンオイルに添加しても体感できる効果は殆どありません が、小排気量低出力エンジンなら明らかにエンジンの吹け上がりが良くなり、加速感すら改善されるな どプラセボエフェクト以上の効果が体感できることがあります。
 エンジンオイルではなく、トランスミッションオイルに添加した場合に体感できる効果は顕著であり、押 し留められるように感じられた抵抗感がキレイサッパリ払拭されてしまうことも珍しくありません。

 また、固体潤滑材の混入によって生じる見かけ上の粘度上昇は、ポリマーなど長い紐状の構造をし た増粘材の混入によって生じる粘度上昇と違って、構造が破断(長い紐状の物が短く千切れる)して粘 度が下がるという現象が起こりません。 このため固体潤滑材を含んだ後足しの添加剤をエンジンオイ ルに使用すると、長時間のスポーツ走行でも油圧が下がり難くなることがあります。

 こうした体感できる、あるいは計器に現れる効果を福音だと捉えるのであれば、後足しの添加剤に賛 同するのは当然です。
 しかし、鬱が治まる、あるいはダイエットになるからと言って喫煙を奨励して良いものでしょうか?
 煙草には強い発癌性があり、血管性脳障害や心臓病など健康への悪影響があることは今更言うま でもありません。 ですから僅かな効能を高らかに謳い上げて煙草を奨励する人はいません。
 ですが、煙草を吸ったからといって必ず健康が害されると決まっているわけではありません。 生涯を 通じてタダの1本も煙草を吸わなくても、癌になる人はなってしまいます。
 後足しの添加剤も同じで、クルマに不具合を生じる可能性は常に残りますが、市販の添加剤を後足 ししたからといって必ず不具合が生じるわけではなく、福音だけを享受するクルマもあります。
 しかし、福音だけを享受したクルマを例に挙げて、後足しの添加剤を絶賛するのは些か早計であるよ うに思われます。

 ・・・こういう喩え話をすると、後足しの添加剤賛同派の人から「何を根拠にそう言うのか?」と窘めら れてしまいます。
 正直なところ、根拠となるデータは、他頁に掲載した論文以外に何もありません。
 というのも、煙草の害に関しては医療機関が集計した信頼の置けるデータがありますが、市販の添 加剤に関してはそもそも集計の元になる報告が何処にも上がってきません。
 何故なら、エンジンをブローさせた、あるいは調子の悪くなったクルマのユーザーに対して誰も「市販 の添加剤を使いましたか?」とは聞かないからです。
また、クルマの場合は中古車などの問題もあって経歴を把握することが困難だったりもします。
 それに、ブローしたエンジンを開ける機会があっても、ストレナーや、ピストンの溝などに固体潤滑材 が詰まっているなど明らかな痕跡がない限り、ブローの原因が後足しの添加剤に因るものかどうか、的 確に判断することは非常に困難です。
 煙草の害にしても、実際に毒性が科学的に立証されたわけではありません。 統計的に喫煙者の癌 /血管性脳障害/心臓病などの罹患率が高い事実を背景にして、酸化ニコチン/タールの薬理効果 や一酸化炭素の毒性から科学的に判断した結果、煙草は有害だと結論付けられているに過ぎませ ん。
 もしかしたら喫煙者に共通する嗜好品が煙草以外にあって、それが原因なのかも知れません。 ある いは、煙草を好む性格になる遺伝子があって、その遺伝子を持っていると癌になったり血管性脳障害 になったりするのかも知れないのです。
 それでも煙草が有害だと結論付けられているのは、煙草には有害に成り得る要素があるからです。
 市販の添加剤に有害性を証明する統計データはありません。
 しかし、有害に成り得る要素がある以上、無害であるという前提に立って奨励すべきではないと私は 考えます。
 いたずらに危険性を訴える私たち添加剤否定論者も大袈裟過ぎるかも知れません。 しかし、タダで さえ対費用効果が極めて小さく、運が悪かった場合に被る被害の大きさを考えれば、妄信的添加剤賛 同者の祈伏行為は看過すべきではありません。


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