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松●信者に告ぐ



     ここからの文章は、私のアトピー性皮膚炎を重篤化させ、あわや失明寸前という状況に
     追い込んだ某脱ステロイド推奨医院が、webサイト上で公開している
     「如何にステロイドが恐ろしい悪魔のクスリであり、脱ステロイドだけがアトピー性皮膚炎を治す
      唯一無二の手段である」
     という妄言を、極々基礎的な理科知識(義務教育レベル)を用いて論破するものです。

     当該サイトは、その医院で初診を受ける際に「インターネットは見られるのか?」と聞かれ、
     「はい」と答えた場合にメモが渡され、そこにアドレスが書かれています
     (「いいえ」と答えると、文章をプリントされた紙を渡される ← 有償かどうかは忘れました)。

     今となっては、幾ら「ステロイドを用いた通常の対症療法」に懐疑的になっていたとはいえ、
     こんなモンに騙された当時の私を、助走を付けてブン殴ってやりたい気持ちになります。

     冷静なら騙されない低次元な詐話ではありますが、脱ステロイドに惹かれつつある
     アトピー性皮膚炎患者にとって耐えがたい魅力を放つ文章なのです
     (素面になって読むとバカバカしい限りですが)。

     もし、ここを訪れた貴方の友人が、某医院のサイトに洗脳され掛かっているのを見つけたら
     優しく誘導してあげてください。
     そんな友人が居ない貴方は、「こんなもん信じるバカが居るのかよ」と m9(^Д^)プギャー! して
     頂いて結構です。

     - - では、すたーと! - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 松●信者に告ぐ vol . 05
> さて現代文明にもっともよく見られる無理やり人体に大量に摂取される異物はまさに農薬と考えら れます。

・・・どっちかつーと食物添加剤でしょ。
 農薬は敢えてそのままワックスなどで封じ込めてしまわない限り、ある程度、加工前に洗い流してしま いますからね。 賞味期限を何週間過ぎても変色すらしない日本の加工食材を見る限り、食物添加剤 の方が大量に摂取される異物でしょうね。

 もっとも、食品添加物はその閾値に百倍の安全率を掛けていますので、健康に被害が生じかねない ほどに採ることは物理的に不可能ですけどね。 


> 日本の農薬の生産量と単位面積当たりの使用量は世界一でありアレルギー大国であるのも頷け ます。 
化学物質は微量では化学物質過敏症を生じさらに多くなると化学物質アレルギーを生じ、さらに多くな ると中毒死を起こすと言われています。

・・・それは化学物質の種類によって異なります。


> 従って農薬の使用量は厳しく制限されており、アトピ−は起こすことがあっても死を招くことは無い わけです。

・・・日本でも、医師が治療行為を放棄するなどという無茶なステロイド離脱を試みなければ、アトピー性 皮膚炎で死ぬことはありません。


> 農薬が使用されない後進国においてはアレルギ−は極めて少ないものです。 日本の四十年前が そうでした。

・・・農薬が使用されなければ、実に沢山の虫が付きます。
そうした食材は、わざわざ洗剤で洗われて店頭に並ぶなんてことはありません。
あまり清潔でない生活を送れば、免疫の攻撃対象が与えられますのでアレルギー疾患に回される免疫 能力が激減して症状が緩和されます。 農薬の使われていない国にアレルギー疾患の患者数が少な いからといって、即ち農薬がアレルギー疾患の原因だというわけではありません。


> インドやアフリカなどの後進国を旅行している日本のアトピーの患者の症状が消えてしまうことは良 く聞くことです。

・・・旅行でアトピー性皮膚炎の症状が緩和されるのは、主にストレスが解消されることが関係していま す。
 事実、私がアメリカを観光旅行していた間、皮膚炎の症状はほとんど発現しませんでした。
 時間の流れがゆっくりなインドやアフリカを旅行すれば、さらに良くストレスが解消されるでしょうから、 それでアトピー性皮膚炎の症状が消えるのも何ら不思議ではありません。


> また先進国においてもパンを主食とするヨ−ロッパではアトピーは極めて少ないものです。 それ はパンの原料である小麦の栽培には農薬が不必要であるからです。 というのも小麦は害虫に対して 極めて強靱であるからです。 ヨ−ロッパに滞在中の日本人のアトピー患者の症状が改善するのはよ く見聞きすることであります。

・・・この論に従えば、日本に於いてもパン食を心掛ければ、アレルギー疾患が改善されることになりま す。
西欧圏でのアトピー患者数に関する資料がありませんので、実際に多いのか少ないのか判りかねます が、もし非常に少ないのだとしても、それは農薬の所為ではないでしょう。
西欧圏(特にドイツなど)では食品添加物の種類・使用量が非常に厳しく制限されています。
ヨーロッパ製の食材を放置すると、賞味期限直後からあっと言う間に痛んで食べることができなくなりま すからね。 日本国内で流通している、何ヶ月経っても変色さえしない加工食品とは全く違いますよ。


> (3) 真のアトピ−の根本治療はなにか?    
 アレルギ−を起こすアレルゲン、つまり蛋白と結びつく化学物質を人体に入れないことです。

・・・正しくは、アレルゲンと成るウイルス擬似物質を体内に入れないことです。
「蛋白と結びつく化学物質」に限定してしまうと、ダニの糞や死骸が乾いて砕けた粉などは体内に入れ ても良いことになってしまいます。


> 積極的には文明社会から化学物質を一切除去することです。

・・・攻撃対象を見失った免疫の誤爆と捉える現在の医学常識に従えば、おそらく文明社会から化学物 質を一切除去しても、アトピー性皮膚炎を発症する人は残るでしょう。
何故なら文明圏の人を取り巻く環境が、この僅か数十年で著しく清潔に成り過ぎているからです。
 清潔すぎる生活環境に対しては、旧来の不潔な環境で培われた免疫システムの能力を発揮すること ができません。 サーキットから締め出されたスポーツカーが、「何か」を引き金にして容易に公道を暴 走してしまうように、活躍の場を失った免疫システムが暴走してアレルギー反応を引き起こしてしまうこ とでしょう。


> すくなくとも日本での農薬の使用を禁止することです。 しかしこれは不可能なことです。 政治的に も経済的にも社会的にも文明的にも無理な話です。( しかし最近、完全な無農薬有機農業が脚光を浴 びつつあります。)

・・・その無農薬有機農業のコストは理解していますか?
 成人病が蔓延しているにも関わらず、1個59円のハンバーガーがバカ売れするのは単純に安いから ですよ。 財布の口を締めて将来の不安に備えなければならないこの日本で、全ての米を何割も高い 無農薬有機農米にすることなんてできるわけがありません。 それこそ、「政治的にも経済的にも社会 的にも文明的にも無理な話」です。

 ※ 農薬に関する話を当サイトの【よろずQ&A】に載せました。 ご参照下さい。


> 消極的には農薬や他の化学物質のない国に永久移住することです。どちらも無理なことです。

・・・大抵の人は、
仕事を辞めてしまう。 嫌な上司がクビになる。
結婚する。 あるいは離婚する。
子供がひとり立ちする。
など、ストレスの原因が除去されただけで皮膚炎が著しく改善されます。
 明確にアレルゲンが確定できる場合には、除去療法も極めて有効です。


> (4) 次善のアレルギ−の根本治療は何か?  
 一言で言えば、昔の様に医者に行かないで放置すれば必ず原理的には治ります。

・・・治りません。


> 言わばアレルギーとは環境と人体との戦いであり、決して勝てる戦いではないのです。 何故なら ば人体は有限でありますが、環境は無限であるからです。 常に戦いは強い側が勝ちます。 有限が 無限に勝てることはありません。 つまりこの戦いの武器であるIgE抗体は無限に作られるわけではなく て、自然に作られなくなり、体内から消えてしまうのであります。

・・・さすがに全てのIgE抗体が作られなくなると、HIV患者よろしく日和見感染の挙句に死んでしまいま すから、ここは百歩譲ってアレルゲンに対応したIgE抗体だけが作られなくなると仮定しましょう。 その 前提なら、特定のIgE抗体だけが作られなくなるという事態が起こっても、日和見感染にならずに済みま す。
 しかし、ウイルス以外の蛋白質に対してのみIgE抗体が作られなくなるように期待するのはかなり無理 があります。 なぜなら、ウイルスである蛋白質の何処にも「私はウイルスです」とは書かれていないか らです。


> この事実は私が発見したのであります。

・・・う〜ん、「太陽は熱くない!この事実は私が発見したのであります。」か・・・


> これが私のアレルギー根治の根本原理でありますが、実際の治療において一番大切なことは、ア トピ−の合併症でもあり、かつ見かけの症状でもある皮膚の傷をできるだけ早く治し、同時にその傷に ひっついて増殖し皮膚をつぶそうとする黄色ブドウ球菌を殺すことだけは忘れてはならないのです。

・・・しかし、だからといって殺菌剤ネオヨジンを直接患部に塗り込んだり、抗生物質の錠剤を飲ませた りするのは良いことではありません。
 殺菌剤には強い刺激性があり、炎症を起こしている肌に原液を擦り込むと強い痛みや痒みを伴って 炎症が悪化することがあります。
 また、殺菌のために抗生物質を安易に使用すると耐性菌の発生を促してしまいます。


> この創傷と感染の二つの問題だけに正しく対処すればアトピーは自然に治るのです。この時に漢 方は絶大な力を発揮してくれるのです。

・・・へぇ〜。
 でも漢方の殺菌剤や、漢方の傷薬って殆ど見掛けないけど。


> と言うのは、医療として二つの合併症の中で理論的に一番恐れるべき合併症は、表皮の感染が体 内に波及して敗血症や髄膜炎になることです。

・・・実際、脱ステロイドを試みて死に至った例があります。


> ところが創傷さえなければ感染は起こり得ないわけですから、いかに早く皮膚の傷を治癒させるか が実際的な最大の問題になります。 このとき漢方煎剤や漢方薬湯がいかなる他の西洋薬よりも著効 を示してくれるわけです。
このような完治の理論と実際とを教えてくれたのは、完治まで私の治療についてきてくれたアトピーの 患者さんであります。 始めから私が知っていたわけではありません。 私が始めから仮定をたてて、 それを実践して証明したわけではなく、全てステロイドを使わずにアトピーを完全に治してあげた患者さ んの経験から学んで打ち立てた理論であります。

・・・ステロイド皮膚症ならステロイド外用剤の使用を中止すれば皮膚の状態が元に戻ります。
 それを原疾患のあるアトピー性皮膚炎の治癒例だと捉えてしまっているのが、そもそもの間違いで す。
 でも、ステロイド皮膚症ってそんなに特殊な病気じゃないし、ご自身でも「ただ書いてもらった患者さん はアトピーをステロイドで治すことができないどころか、ステロイド皮膚症で苦しんだ事実を世の中の人 に知ってもらいたいという純粋な正義感だけで書いてくれたことがお分かりになるでしょう」って書いてお られます。
 これはどう考えても、ステロイド皮膚症とアトピー性皮膚炎を意図して混同しているとしか思えません。


> 従ってこの理論は私のみが知っており、勿論優れた博士論文に成り得るわけであります。

・・・いいなぁ。
 こんなので博士論文かぁ。
だったら、私のクルマネタなら工学系の論文で賞が取れちゃうよねぇ。


> 何故私だけがこの事実を知り得たかというと、恐らく世界で一切ステロイドを用いずにアトピーの治 療を行ってきた医者は私だけしかいないからです。

・・・(爆笑)
 大半のアトピービジネスが、一切ステロイドを用いずにアトピーの治療を行っていますよ。


> ステロイドは炎症のみならずこのような貴重な理論と事実を隠してしまうこともあり得ることを考える と、本当に罪の多い薬と言えます。(すでに私は医学博士号をもっているわけですから、機会があれば 薬学博士号をも取得する予定でいます。 さらにアメリカの学会に発表するために、英文の論文を準備 しているところです。)

・・・医局に顔が利けば論文の中身も審議されることなく博士号がとれてしまいます。
 この愚かなシステムを改めない限り日本の医療に未来はありません。


> 外部から侵入してくる異物を抗原またはアレルゲンと言います。 しかし多くの場合は化学物質は 分子量が小さく、それ自身だけではアレルゲンには成り得ません。 必ず分子量の大きい蛋白と結び ついてはじめてアレルゲンになるわけです。

・・・分子量の問題じゃないでしょ。
 免疫の攻撃対象となる細菌やウイルスの構成物質が蛋白質だから、蛋白質がアレルゲンになるだけ ですよ。


> これらの化学物質をハプテンと言います。 優れた免疫機能を持った人体はハプテンと蛋白とが結 びついたアレルゲンを見つけると免疫機構を発動させて、最終段階でIgE 抗体を作りアレルゲンと結び ついて、このアレルゲンを排除しようとする戦いを始めます。 わざわざ皮膚を破ってアレルゲンを人体 の外に追い出そうとします。 よりによって自分の皮膚を傷つけ、かつ痒みに耐えて異物をやはり排除 しようとし続けるのは、その異物が体内に蓄積すると死をまねくという免疫機構の認識によるものだと 考えます。 

・・・根本から間違っているんだから仕方が無いんだけど、わざわざ皮膚を破ってアレルゲンを人体の 外に追い出すという発想は何処から湧いてくるんでしょうか?
 アレルギー反応は免疫反応の暴走だから、免疫システムが正常に働いている状態でアレルゲンに相 当するのは病原体ですよね。 普通の人はインフルエンザに侵されても、わざわざ皮膚を破って病原 体を人体の外に追い出そうとはしませんよ。 ちゃんと小便や鼻水として排出します。


> いたいけな赤ちゃんの激しいアトピーの症状は、人間に対して化学汚染環境を自然な美しい環境 に戻して欲しいという叫び声のようにも聞こえます。

・・・それは耳がおかしい。


> しかしこの抗原抗体反応の戦いは必ず敗北に至ります。 何故ならば人体において特別に作られ るIgE 抗体は有限でありますが、環境に見られる農薬や化学物質は無限であるからです。

・・・それを言うのであれば、環境に見られる病原体も無限です。
 ごく一部を除き、我々が罹患し得る病気の病原体の多くは、空気中を漂っていたり、水中や食物中に 満ち溢れていたり、あるいはわれわれの体内に常在していたりするのですから。


> とりわけ新生児や赤ちゃんのIgE 抗体産生能力は極めて弱いものですから簡単に負けてしまうわ けです。

・・・であれば、罹患した新生児や赤ちゃんの大半は死亡してしまうでしょう。


> しかもこの戦いに敗北して農薬を排除できないからといって死ぬわけではない点が文明の病気で あるわけであります。 何故かというと日本の農水省は農薬の摂取があるレベルを超えると人命を奪 い取ることを知っていて、農薬の使用量を厳しく制限しているからです。 つまり負けて勝つという高等 戦術と言えます。 ところが毎日大量に食物から入ってくる異物が細菌ですと、体内で無限に増殖して しまい負けると死ぬわけですからこのようにはいきません。 しかし農薬は体内で増殖するわけではあ りませんし量も制限されているわけですから、戦いに自然に負けても汚染された文明環境と同居するこ とができるわけです。 三十年前にはアトピ−は自然に治るから放っておけばいいと言ったものです。 (勿論このころは何故自然に治るのかは全く分からなかったのですけれども、経験的に知られていた事 実であります。) 私が世界で初めて見つけ出した理論と事実というのは次の事柄です。 つまり、アトピ −は放置しておけばIgE 抗体は作るだけ作られ、使うだけ使われてしまい毎日体内に無限に侵入してく る大量のアレルゲンと戦い続けるのですが、遅かれ早かれIgE 抗体という兵士は作り尽くされ、使い尽 くされて体内で起こっているアトピ−の免疫反応は終わってしまうわけであります。 これがいわゆる自 然治癒であったわけです。

・・・IgE抗体が作り続けられていても自然治癒はありえます。
アトピー性皮膚炎の発生要因は様々ですから、生活環境が変わってアレルゲンの濃度が薄くなった り、ストレスが軽くなったりすれば症状が現れなくなることがあります。


> この事実はいかなる優れたアレルギーの書物にも書かれたことがなく、私が初めて見つけ出した 事柄であります。

・・・書かれていないから真実って発想はスゴイです。
 普通は「真実ではないから書かれていない」と考えるのではないでしょうか。
 少なくとも私は、自分が考えていたクルマの運動力学と同じ理論を専門書の中に見つけた時、「俺の 理論は正しかった」と思いましたよ。
 抗体を作り尽くすとアレルギー疾患が消える」などという子供でも思いつきそうな理論を、世界中の医 師・医学者の誰も提唱しないことに不安を感じませんか?



こんてぃにゅう To vol . 06



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