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タイヤ

雨の日にタイヤのグリップ力が下がる理由
【問】雨の日にタイヤのグリップ力が下がるのは何故?
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【答】理由は二つ。
 ひとつめは、「見掛け上の接地面積が減るから」。
 これはタイヤの広告などでお馴染みだと思います。
 アスファルト上の水膜がタイヤと路面の間に入り込み、タダでさえ1輪あたり葉書1枚分しかないと言 われるタイヤの接地面積が大幅に減ってしまうのです。

 もうひとつは、「摩擦係数が低下するから」。
 摩擦係数が低下する理由は幾つかあります。
 (1)水に熱を奪われてタイヤの表面温度が下がり、タイヤ表層の粘着力が落ちるから。
 (2)タイヤ表面に付着した水がタイヤ表層の粘着力を阻害するから。
 (3)路面のミクロな凹を水が埋めてしまうので、タイヤの変形量が減る(=ヒステリシスロスが減る)か ら。
 (4)路面のミクロな凸を水が埋めてしまうので、タイヤの掘り起こし損失が減るから。
 (5)乾いたアスファルトの場合、タイヤは路面のミクロな凹凸に沿って変形し、ミクロレベルでの接触 面積(=真実接触面積)が増えます。  ウエットでは水が路面のミクロな凹凸を埋めてしまうので、単 位接地面積あたりの真実接触面が減ります。

 [ 1輪あたりの摩擦力 ] = [ 見掛け上の接地面積 ] × [ 摩擦係数 ] × [ 荷重 ]
 において、 [ 荷重 ] は変わらないのですから、[ 見掛け上の接地面積 ] と [ 摩擦係数 ] が相乗して 雨の日のグリップ力が下がるワケです


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